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サッカー指導者留学で取れる国内ライセンス紹介

サッカーの指導者留学で取得できるライセンスが、現在はスペイン国内で使えるライセンスだけになっているということを以前記事で紹介しました。

それでも国内ライセンスを取得したい、そして学びたいまた現地で監督として活動したいという方はこのライセンスが取れるコーチングスクールに行くことをお薦めします。

私も今レベル2を取得し終えたところですが、その過程でさまざまな学びを得ています。

今回はその国内で取得できるライセンスが具体的にどのようなものなのか、また最上位レベルまで取得するまでどれくらいの期間や費用がかかるのかということも含めて紹介していきたいと思います。

以前紹介した記事はこちら

https://spain-guide.site/2022/07/21/sidousya-ryugaku-license/

3つのレベルとそれぞれのカテゴリー

スペインのサッカーの国内ライセンスにはUEFAのものと同様にレベル1、2、3の3段階に分かれています。レベル1から始まり、レベル3が最上位レベルです。

レベルによって学ぶ内容が異なるのは当然ですが、1番の違いは学びのターゲットとしているカテゴリーとそれに準ずるチームを持てる資格となっている点です。

具体的に1つずつカテゴリーを見ていきましょう。

レベル1

スペイン語ではNivel1(ニベル・ウノ)と言います。このレベル1は指導者として基本的なことを学ぶレベルです

具体的には小学生・中学生年代をメインターゲットとして教えることができる指導者向けの内容にもなっており、実技などでもよりミクロな内容にフォーカスされています。

このレベル1を取得すると教えられるのが、スペインでいうとBenjamin(ベンハミン)と呼ばれるU9,10Alevin(アレビン)U11,12Infantil(インファンティル)U13,14Cadete(カデーテ)U15,16の県リーグレベルまで、Juvenil(フベニール)U17,18,19の県リーグレベルまでです。

レベル2

スペイン語ではNivel2(ニベル・ドス)もしくはGrado medio(グラド・メディオ)と呼ばれます。

このレベル2からは扱う内容のレベルが一気に上がります。対象とするのは大人の年代で、扱う内容としてもよりチームを作っていくための方法や戦術の考え方などが多くなっていきます。

レベル2を取得すると教えられるのが、フベニールのトップカテゴリーの1つ下のリーグまで。また県リーグの大人年代までの監督をすることができます。

県リーグの監督って大したことなさそうと思うかもしれませんが、こちらは県リーグと言えど非常にレベルが高く、給料を受けとってプレーしている選手も多々います。

レベル3

スペイン語ではNivel3(ニベル・トレス)もしくはGrado superior(グラド・スペリオル)と呼ばれます。

のレベルではプロの大人を扱うレベルになります。なので内容としてもプロチーム、選手を想定した内容を学んでいくということです。

レベル3を取得すると教えられるのが、フベニールのトップカテゴリー、スペイン1部リーグまでの全て、スペインの代表監督です。最上位ライセンスなので当然ですが、このライセンスを持っていれば全てのカテゴリーが教えられます。

ゼロからスタートした時にかかる期間

さて、レベル3まで取得しようと思ったらどのくらいの期間が最短でかかるのかということも気になりますよね?今後留学を考えている人ならば当然計画を立てる上でも知りたいと思います。

ここではスペイン語レベルがゼロに近い人を想定してお伝えしていきます。私もゼロレベルだったので良い例になるかと思います。

1年目

1年目はコーチングスクールに入れません。なぜならば言語レベルが達していないのでそもそも理解すらできないのでいく意味がありません。なので1年目はまずはしっかりと語学学校で勉強をする、そして現場でもアシスタントとしてサッカーの勉強をするということをお薦めします。私は知識がなく一年目からいけるかなと思っていましたがそんなに甘くはありませんでした。

2年目

1年間語学を学習したらある程度理解できるようになるのでこの年からレベル1を開始することは可能でしょう。

しかしおすすめとしては2年目もコーチングスクールに行かずに耐えることです。現場での経験を積みながら語学理解を上げていくことをお薦めします。なぜならばコーチングスクールではコミュニケーションも求められついていけなくなり、途中で退学させられるというケースもあるからです。

3年目

ここでようやくレベル1を始めるといいでしょう。私はちなみにそうしました。

レベル1を取得するには2つの方法があります。1つは9ヶ月のコースを受講する。9ヶ月コースの場合は10月からスタートし、週1回の授業を6月まで行います。

もう1つの方法は短期コースで、こちらは3月から6月までの4ヶ月間、週に3回授業を行います。

おすすめは9ヶ月コースで、なぜならば短期コースだとかなり提出物など詰め込みになってしまうので、語学レベル的にもゆっくりと理解しながら進めていったほうがいいでしょう。

4年目

レベル2の取得に挑戦できます。もちろんレベル1で不合格になっていればできませんが、授業をしっかり出て提出物も出せていれば心配ないでしょう。

レベル2の取得もレベル1と同様に9ヶ月コースと4ヶ月コースがあります。そしてコースが終わった後に6週間大人のカテゴリーのチームでの研修をしなければいけません。そのチームは自分で探すか、もしくはスクールにお願いすれば斡旋してくれます。

5年目

レベル2を取得してから1年間の実践経験が必要です。それがないとレベル3には挑戦できません。実践経験と言っても大人カテゴリーの監督である必要はありません。

なのでこの1年は取得不可能です。

6年目

レベル3の取得に挑戦できます。レベル3は9ヶ月コースのみです。週1回の授業であることは他のレベルと同様です。

コース終了後にはレベル3も研修が必要です。そのチームはtercera(テルセーラ)と呼ばれている大人の5部以上のチームでの研修です。

これを終えて、なおかつ1年間の実践経験を経て晴れてレベル3を取得することができるということです。

いかがですか?レベル3を取得するまでに時間が意外とかかるかもしれませんが、日本でS級ライセンスを取得するよりもはるかに簡単であることがわかると思います。なぜならばこちらには日本のように推薦制度や取得可能かの選抜試験などがありません。運転免許証のようなものですから、意欲さえあれば取得できます。あとはどこのカテゴリーを指導するかは自分の選択や実力次第です。

コストはどのくらいかかる?

各レベルを取得していくのにどのくらいのコストがかかるかということも気になるところです。紹介していきましょう。

レベル1:450ユーロ(約6万円)

レベル2:530ユーロ(約7万円)

レベル3:980ユーロ(約13万円)

どうでしょうか?意外と安くないですか?ちなみに教材等は全てネットからPDFをダウンロードなのでそのほかにかかってくるものはありません。

レベル3だけがやたら高くなっていますが、これは外部講師をレベル3では呼んだりする関係もあります。より充実した内容の授業になっているということですね。

ちなみに日本のライセンスの費用は

C級:5万円

B級:10万円

A級:16万円

S級:32万円

こんな感じのようです。

スペインのレベル1は日本のC級とB級を合わせたようなものなので15万くらいと考えてみてください。その安さは一目瞭然ですね。

それだけスペインではライセンスを指導者に取らせようとしているということが言えるかもしれません。なのでこちらでは若干17歳の若者がライセンスを取得しにくるというのは当たり前のこととしてあります。日本では考えられないですが。

いかがでしたでしょうか?レベル3までの各段階について紹介しましたが、スペインで最上位ライセンスまで取得するためには6年程度かかるということを踏まえて、計画を立ててみてください。

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