サッカー留学について 語学

留学時に役立つスペインサッカー用語~サポート編~

今回はサッカー用語編②ということでサポートの動きについてスペイン語での言い方と共にその意味を紹介していきます。

その前にサポートの動きと一括りに言っても様々な要素がありますのでここでは個人戦術・グループ戦術的な観点から紹介してきます。

今回もスペイン語を学ぶだけでなく、その言葉がどういうプレーを具体的に意味するのかも解説して、選手・指導者どちらの留学でも現場で役立つ知識をお届けします。

前回のパスアンドコントロール編はこちら

https://spain-guide.site/2022/05/16/spain-kotoba-soccer1/

サポートの動きをする上での個人のアクションに関する用語

サポートの動きを理解するには様々な個人戦術アクションを理解しないといけません。特に指導者においてはその部分をしっかりと知識として持っておく必要があるでしょう。

では紹介していきましょう。

ちなみにサポートのことは「soporte(ソポルテ)」と言います。

・パスコースを作る

パスコースを作ることをスペイン語ではdar la  linea de pase (ダル・ラ・リネア・デ・パセ)」もしくは「ofrecer la linea de pase(オフレセル・ラ・リネア・デ・パセ)」と言います。これは監督から指示が飛ぶ時に使われたり、トレーニングの中で使われることが多く、あまり選手間同士の指示では使われません。

こちらではパスコースを作るときにボール保持者に対して斜めに作るように指導しています。なぜならば斜めに作ることで相手DFが守らなければいけない範囲が広くなると同時に、受け手も視野を広く取りやすくなるからです。

ちなみに斜めのことをdiagonal(ディアゴナル)」といいます。

スペイン語まとめ:dar la  linea de pase (ダル・ラ・リネア・デ・パセ)」「ofrecer la linea de pase(オフレセル・ラ・リネア・デ・パセ)」「diagonal(ディアゴナル)」

・相手から離れる動き

相手から離れる動きのことをsepararse(セパラルセ)」といい、これは再帰動詞と呼ばれる少しややこしい動詞です。

動詞の変化等はまた別の機会に説明しますが、自分がこの動きをするときは me separo(メ・セパロ)」といいます。監督やチームメイトから言われる時は命令形でseparate(セパラテ)」と言われますので覚えておいてください。

相手から離れるときに大切なことは、いつ離れるかというタイミングを扱うことです。タイミングのことをスペイン語ではmomento(モメント)」と言い、離れるタイミングをmomento de separarse(モメント・デ・セパラルセ)」と言います。

離れるタイミングはいつかというと、ボール保持者がコントロールして顔を上げた瞬間です。この瞬間に離れることで相手が対応する時間を作らせないようにすることができます。

スペイン語まとめ:「separarseセパラルセ)」「me separo(メ・セパロ)」「separate(セパラテ)」「momento(モメント)」「momento de separarse(モメント・デ・セパラルセ)

・体の向き作る

相手から離れた動きの後はボールを受けるための体の向きを整えなければいけません。体の向きのことをorientarse el cuerpo(オリエンタルセ・エル・クエルポ)」と少し長い言葉での表現になります。orientarseは先ほども出てきた再帰動詞です。

サッカー現場ではこのフレーズを短く使うことが多く、orientarseだけで表現します。それを監督から指示される場合は命令形でorientate(オリエンタテ)」と言われます。

ではなぜ体の向きを作る必要があるのでしょうか?これは理解しておく必要があります。

体の向きを作るというのはボール保持者と相手ゴール方向に対して半身になるようにしてボールを受ける準備をすることを言いますが、それをする理由の一つは視野を確保するためです。しかしこれがわかっていないと選手はただ体の向きを作るだけで一番大切な情報収集を行いません。また2つ目の理由はワンタッチ目で前へと前進できるようにするためです。この2つの理由をしっかりと理解しないと体の向きを作ることが目的になってしまうので注意してほしいところです。

スペイン語まとめ:「orientarse el cuerpo(オリエンタルセ・エル・クエルポ)」「orientate(オリエンタテ)」

・パスを要求する

自分がフリーの状態だったらパスを要求するというのは基本の基本ですよね。ではそんなパスを要求するフレーズはいろいろあります。

よく使われるのがdame(ダメ)」というフレーズです。これは日本人にも馴染みがありますよね。もちろん日本語のダメとスペイン語のダメは全く違う意味なのですが、スペイン語のダメは「me das(メ・ダス)」という私に与えるという意味合いの言葉を命令形で使うことによって出てくるフレーズです。

その他にもpasame(パサメ)」とこちらも命令形で使われるフレーズもありますので両方ともぜひ覚えておいてください。

スペイン語まとめ:「dame(ダメ)」「pasame(パサメ)」

幅と深み、中と近くのサポート

サッカーのサポートのおける原則となるサポート、それが幅と深み、中のサポートです。それぞれ言葉と共に見ていきましょう。

・幅

幅のことをスペイン語でamplitud(アンプリトゥ)」と言います。これをサッカー現場で使うとコートの横幅いっぱい広がることを意味します。それが幅を取るということです。

なぜこれが必要かというと、幅を取ることによって相手の守備を困難にすることができるからです。幅を取らずに中央方向に密集してしまうと相手もそちらに密集してパスコースがなくなります。

しかし幅を取ることによって相手は疑問を抱くわけです。ついていった方がいいのか行かない方がいいのか、ついてくれば中央にスペースができます。ついてこなければ自分がフリーになるというわけです。

なので幅を取るというのはサッカーの原則となっているのです。

スペイン語まとめ:「amplitud(アンプリトゥ)」

・深み

深みを取ることをスペイン語でprofundidad(プロフンディダッ)」と言います。これをサッカー現場で使うと前線の選手がオフサイドラインギリギリまで深みを取ることを意味します。

深みを取ることがなぜ大切かというと、こちらも幅と理屈的には同じです。深みを取ることによって相手は守備を広げさせられるわけです。守備側はコンパクトに守りたいのに深みを取られるとラインを少し下げずにはいられなくなります。逆に深みがないならばラインを上げてコンパクトにするため、攻撃側としては狭いスペースでパスを繋ぐことになりボールロストが起きやすくなってしまうということです。

スペイン語まとめ:「profundidad(プロフンディダッ)」

・中のサポート

幅と深みだけがあってもサッカーにおいてはボールを保持することはできません。そのために必要なことが中のサポートです。ポジションで言えばボランチ、トップ下の選手たちです。

中のサポートのことをapoyo dentro(アポヨ・デントロ)」と言います。

その中のサポートが必要な理由は、中にパスコースがあるからこそ幅をとった外の選手、また深みをとった選手を活かせるということです。なぜならば中のパスコースがなければ相手の守備は外だけ、もしくは奥だけをケアすればいいので先ほど挙げたような守備が疑問を持つことがなくなるのです。中央のサポートによってパスコースがあるからこそ相手の守備はどちらを守ろうかと対応に追われるようになるということです。

スペイン語まとめ:「apoyo dentro(アポヨ・デントロ)」

・近くのサポート

サポートにおいて大切な最後の要素は近くのサポートです。スペイン語ではapoyo cerca(アポヨ・セルカ)」と言います。

これは幅深みといった縦方向と横方向に対する遠いサポートとも言い換えることができるのですが、それに対して近いサポートがなければパスは回りません。なぜならばボール保持者にプレスがかけられている時に逃げ道がなくなってしまうからです。

なので近くのサポートを中方向と外方向、場所によっては後ろ方向にも作るというのは大切なサポートのコンセプトなのです。

スペイン語まとめ:「apoyo cerca(アポヨ・セルカ)」

今回はサポートにおけるのスペイン語での言い方とその詳細を紹介しました。その言葉がどういうプレーを具体的に意味するのかもしっかりと覚えると選手・指導者どちらの留学でもそうですし、今日本でやっていらっしゃる現場で役立つと思います。

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