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サッカー留学でぶつかる壁 -試合編-

サッカー留学でぶつかる壁シリーズ第3段は試合編です。

まずそもそも試合に出られるようにトレーニングでの壁を乗り越えなければいけないのですが、その辺りのことについては前回の記事で紹介していますので見てみてください。

記事はこちらhttps://spain-guide.site/2022/02/22/spain-soccer-ryugaku-kabe2-play/

さて、夢を希望を抱いてやって来たサッカー留学。しかし、1年目留学に来てサッカーの試合に出るというのは実はそう簡単なことではありません。そこには言葉の問題などいろいろな要素が絡みますが、実際にはどのような壁があるのか今回の記事で紹介していきたいと思います。

練習と試合の違い

スペインにサッカーで挑戦しに来るというのはある種の覚悟を持って来ているわけですので、当然ですが練習から全力でやりますよね?そんな練習の姿勢をこちらの監督たちは高く評価してくれます。

トップレベルでも日本人が海外に行くと「彼のトレーニングの姿勢をみんな見習うべきだ」と監督のインタビューが紹介されることが多々あるかと思います。

そりゃそうです、日本人はトレーニングから真面目に取り組みますし、取り組まなければ怒られる、もしくは試合に出られないですから。

一方こちらはどうかというと、高いカテゴリーに行くほど練習の強度は高くなります(プロでも低いところもあります)が県のレベルでは緩い雰囲気でトレーニングをしているチームが多々あります。

なので留学に来た選手は「なんだかトレーニングが緩くて面白くない」と感じることもあるでしょう。しかし、こちらはそういう文化でもありますので、その覚悟をしておいてくださいね。

しかし、週末の試合になると、そんな彼らは目の色が変わります。そして練習では見せていなかったようなプレーをしてくるのです。「おいおい、それ練習からやれよ」と思うのですが、スイッチが入るというのはこういうことなのでしょう。また、「こんなに強度高いのか」という感想も実際に留学をしている選手からはよく聞きます。

ここで日本人の多くは壁にぶつかります。

「練習ではすごくいいんだけど、試合になるとちょっと物足りないんだよ」と留学している選手が所属する監督と話をすると言われることが多々あります。

これは本当によくある話で、トレーニングで良すぎるが故に、試合でも同じようなパフォーマンスで、監督からすると「え、そこからもうひとつギアが上がると思ってたんだけど。。。」となるわけです。一方他の現地の選手はギアをぐっと上げるので日本人選手より目立ってくるんですね。

トレーニングを緩くやりなさいというアドバイスではありません。ただ、試合では自分自身のギアをさらに上げるというクセを日本にいる時からつけておくといいですね。

戦えない選手は試合で使えない

留学する選手の試合を見ていると「あ、戦えていないな」と思うシーンが多々出てきます。選手本人もそれには気づいているのですが、こちらでは戦えない選手は試合に出られませんし、出たとしても活躍するためのベースにも立てません。

戦うってなんだ?となるかと思いますが、一言でいうなれば「ファウルしてでも勝ちたいと思うかどうか」です。もちろんファウルをすることを推奨しているわけではありませんが、それくらいの気迫で試合に臨めているかということです。

戦える選手はボールを奪いに行く時にでも相手にぶつかりにいきます。競り合いなどは特にそれが顕著にでます。日本の選手の多くは競り合いで負けるというよりも体をぶつけられません。これは潜在的なものでもありますし、日本で求められていないことですので、仕方ありませんが、こちらではそれができないと戦えないという烙印を押されます。

また、ボールを奪いにプレスに行く時も日本の選手は相手の1m手前で止まってしまいます。こちらの選手は10センチまで近づいてボールにアタックします。良し悪しはありますが、これをされると相手はコントロールすらできなくなります。これが距離感の違いとも言われますが、結局戦える選手はそこまで本気でボールを奪いに行くということです。

この違いの根底にくるものは技術ではなくメンタリティです。戦える選手になるには「勝利」に対する貪欲さが必要です。そしてそれを本能むき出しにする。それがプレーにも出てくるということです。頭で考えるのではなく、体が動く、そうならなければ戦うフィールドには立てません。

しかし、日本でこれをやるとなると「なんだこの選手は、ラフプレーばかりするじゃないか」と逆に評価を下げてしまうのでご注意を。

途中交代の意図を知る

最初はスタメンで出てたのに、徐々に控えに回っていったというのはよくある話で、そうすると途中出場の機会が多くなります。それは先ほど書いた練習と試合のギャップからくるものです。

途中出場というのは非常に難しいタスクで、スタメンに復帰するためにもここで何かしらの足跡を残したいと思うのは自然な流れです。

途中出場でやらなければいけないのは2つあります。

①監督からのタスクを理解する

これは試合の状況にもよりますが、負けていれば大抵は攻撃的なタスクを、勝っていれば守備的なタスクを担うことが多いです。それをしっかり理解しなければ、どえらいミスを犯して次の試合で使われなくなります。

例えば勝っているのに自陣でドリブルで運んでしまって失うとか、負けているのにゆっくりプレーしてしまうなど。そうならないためにもベンチスタートしたのならば試合の状況をしっかりとみておく必要があります。

②自分の色とタスクを絡める

自分はなんのためにこのタイミングで出るのか?というのを考えてプレーしなければいけません。例えばサイドの選手でドリブルが武器なのであれば、そのサイドでどんどん仕掛けることが大切です。そこでパスばかり選んでいると、他の選手でよかったじゃんとなってしまいます。

この辺りは賢くプレーしないといけません。逆にここで自分の特徴を発揮して結果を出せる選手は監督とチームメイトからの信頼をぐっと引き寄せられます。

普通では試合に出られない、助っ人の意味

留学生といえど、現地の人からしたら私たちは外国人です。サッカーで外国人がチームにいるというのはどういう意味かというと、助っ人外国人として来ているということになります。

そんな助っ人外国人には皆さん何を期待しますか?そうですよね、違いを生み出すことを期待しますよね。そりゃそうです、イメージしてみてください。トップ下のポジションで同じようなタイプの選手が現地のチームにいる。けれども自分とその選手が同じようなレベルだったら、試合にはどちらが出るでしょうか?後者ですよね。

なぜならば現地の選手の方が戦術理解度、そして言葉の理解もできる、なおかつ現地の選手だから育てていきたい。そちらを選ぶのは自然な流れです。

そんな中でやってしまいがちなのが「いい子ちゃん」になってしまうことです。どういうことかというと、監督の指示をしっかりと聞いて、監督の求めるプレーをするということです。一見良さそうですよね?けれどもそうプレーすることによって自分の持っていたプラスアルファーの部分が消えてしまうことが多々あります。

その結果、監督からは「違いが出せないね」と評価が下がってしまうのです。これは本当にあるあるなので注意してください。

監督の指示はもちろん聞くしそれをやろうとする。けれどもたまにそれを無視して自分の特徴を出しちゃう。それくらいがいいですので良い子になりすぎずプレーしてください。

なので普通ではダメなのです。違いを生み出すために自分の特徴をフルに発揮させなければいけません。

今回は試合編ということで様々な壁を紹介してきました。日本にいる時から取り組めることとそうでないことがありますが、こちらに実際に来た時には今回紹介したことを是非とも参考にしてみてください。

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