1年以上の生活 サッカー留学について 未分類

スペインの電気代は高い!?電気代の仕組み紹介

「また電気代を値上げするらしいぞ」と街の人々が話をしているのを最近はよく聞きます。そう、スペインはここ1、2年で電気代がどんどん上がっているのです。今年度は特にグンと値段が上がりました。そこにはいろんな理由があるのですが、結構な値段の請求が毎月来ます。

ただでさえ留学生活というのは金銭的に余裕がないことが多いのに、そこに高い請求が来るというのはなかなかしんどいものです。

今回はそんな人々の生活を圧迫する、スペインの電気代の仕組みについて紹介していきます。

1ヶ月の電気代はどのくらい??

日本で一人暮らしをしていたら月の電気代はどのくらいですか?ネットで調べてみると平均で5,791円のようです。ん~安くはないですね、日本の電気代も。

スペインの電気代も負けじとハイプライスを叩き出してくれます。私はルームシェアで2人暮らしですが、先日同居人に言われた値段が50ユーロ。日本円で6,500円 大体日本の関東での1人暮らしをしている人と同じくらいの値段のようです。ちなみに50ユーロは一人当たりなので、2人トータルで100ユーロの支払いです。

しかし、これはかなり節電してこの金額です。節電しなければ1人当たり8,000円レベルにいってしまいます。その節電については後ほど紹介します。

正直50ユーロと聞いた時「高っけーな」と思ってしまいました。実際にスペイン人達の感覚からしてもかなり高いようです。

なぜ高いと感じているかというと電気会社が電気料金の値上げを近年続けているからで、今は最高レベルに高い状態です。実際に以前と比べても10ユーロくらい月々の支払いで増えています。噂ではさらに値上げの可能性があるというのですから恐ろしいものです。

独占市場 イベルドローラ、エンデサ、ナトゥルジー

こちらの写真をご覧ください。何のビルだと思いますか?

このビルは電気会社イベルドローラの本社ビルです。その本社がビルバオにあり、地価がヨーロッパの中でも高いことで知られている場所に、どでかいビルを持っています。

これを見上げる人々は口々に「権力の象徴のようだ、電気代下げろ」と言っています。

このイベルドローラという会社はスペインの電気供給の約35パーセントを占めています。スペイン最大のエネルギーグループでその存在は非常に大きなものです。

電力供給においては、エンデサという企業が約35パーセント、残りをナトゥルジーという会社がほぼ占めているという3社独占体制になっています。自由市場なので他の企業も販売できるのですが圧倒的な力を持っている3社に太刀打ちはできません。

ちなみに日本も電力販売の自由化がされていますが東電、関電など地域で大手10社が独占している状態ですね。

スペインではこの3社によって独占されているため、「あいつらが儲けるために電気代を釣り上げているんだ」などと言われることがよくあるのですが、そうではありません(そういう側面も企業だから多少あるでしょうが)。天然ガスなどのエネルギーの高騰などにより発電にかかるコストが上がり電気代が引き上げられているという仕組みです。

今戦争によりロシアからの天然ガスの購入がストップされてまた値上がりが懸念されているのですが、スペインはアルジェリアからの購入が多く、影響は軽微であると発表されています。

時間帯による電気代の違い

高騰を続ける電気代ですが、スペインでは面白いシステムが採用されています。それが時間帯や曜日によって電気の値段が変わるというシステムです。

こちらの図を見てください

24時間を円状で表した図で、緑色の部分が電気代が最も安い時間帯です。通常の電気代は青色部分、そして高い時間帯は赤色の部分というようになっています。

つまり、深夜0時から朝7時までは電気代が最も安く、朝8時から10時と14時から18時、22時から24時は普通、そして10時から14時、18時から22時は最も電気代が高いということです。

このように目視できるとこの時間には使わないようにしようなど対策がとれるからいいですよね。

ちなみに上記の時間帯設定は平日だけです。土日・祝日はというとなんと、最も安い設定にされています。なんと優しいことでしょう、儲けることを考えたら土日は普通もしくは高い設定にしてもいいものですが。けれども住民達が最も家にいる時間の多い土日に値段を下げているというのは好印象を持てますよね。なんだか値上げされているのにうまく騙されているようにも感じますが笑 また、土日に値段を上げようものならばデモが起こることは間違いないので、そうしなかったのかもしれませんが(そうでなくても値上げに反対するデモが起こっています)。

電気代を抑えるためにこんなことみんなしています

高騰を続ける電気代に対してもちろんみんな節電を考えて実行するわけですが、いろいろな人に聞いているとこんなことをしているようです。

まず掃除、洗濯について。電気代を食う洗濯機は電気代の安い土日に行うか、平日は深夜の時間に行うことも多いです。私のホストファミリーはなんと朝の5時に洗濯機を回しているそうです。。。近所迷惑もいいところですがこちらの人はそんなこと気にしません。

掃除に関しても基本的に休日にまとめて行うことが多くなっているようで、掃除機など電気を使うことをなんとか安い時間帯にまとめるという方法です。

そして多くの人がもう一つやっていること、それが暖房器具を使わないようにするということです。まぁ普通の方法かと思いますが、こちらの暖房器具は壁に備え付けられている下記写真のようなものなんです。

これが電気を相当食うので、皆寒くても耐え忍んでいます。ちなみに私の家では今年度一度も暖房器具を使っていないにも関わらず先述した値段ですので、使っていたら恐ろしい値段になっていたでしょう。

暖房器具を使わないので、その代わりに毛布など暖かいものを準備するというのはこちらのスタンダードです。

また、夏はどうするんだ??と思うかもしれませんがこちらにはそもそもクーラーというものがほとんど備え付けれていません。スーパーやデパートにはありますが家に備え付けられているのを見たことがないくらい必要とされていません。というのも夏は暑いのですが、日陰や家の中は比較的涼しく耐えられるレベルなのです。

ピソを探す時は電気代込みの物件を探せ

電気代が高いと散々言ってきたわけですが、なぜそんなに気にしているかというとその値段によって自分が払う金額が当然ながら変わるからです。

というのも今私が住んでいるピソ(日本でいうアパート、マンション)は光熱費・インターネットが家賃に含まれていないからです。

普通そうじゃないのと思われるかもしれませんが、こちらでピソを探す時には2パターンの条件のピソがあります。1つは私が住んでいるような光熱費・インターネットを家賃に含んでいないパターン。

そしてもう一つがそれらを家賃に含んでいるパターンです。この含んでいるパターンの場合、いくら光熱費が高くなったとしてもオーナーさんが支払うので問題ないというわけですね。なので気にせず洗濯機も電気も、そして暖房も使えるというわけです。そう考えると圧倒的に含んでいる物件の方がお得感がありますね。

なので今この電気代が高騰している中では光熱費込みの物件を探すようにすることをお勧めします。実際私も今そういう物件を探し中です。

今回はスペインの電気代について紹介しました。今後また値段が上がったり下がる可能性もありますが、少しでもスペインでの電気代の高騰と人々の対策がイメージできたならと思います。

スペインサッカー留学の斡旋・サポート

関連記事