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スペイン・バスクでワクチンパスポート始まる!!

コロナが終息に向かっているかのようにスペインでは制限がどんどんと解除されていた今日この頃。マスクは公共交通機関や屋内では義務でしたが、その他の場所ではフリー、また各イベントもフル動員、レストランもフル回転といわゆる「以前の生活」にほぼ戻っていたと言っていい状態でした。

それが突然にまた変化。。。みなさんご存知のオミクロン株です。

このオミクロン株によってまた「コロナ禍の以前の生活」に逆戻りかと皆ヒヤヒヤしながら過ごしています。

日本でも増加に備えてワクチンパスポートを議論しているというニュースをよく見かけますがこちらではとうとう導入されました。

今回はそんなコロナの再拡大とそれに伴う、スペイン・バスク州でとられている新たな制限、ワクチンパスポートについて現地のリアルを紹介していきます。

感染者数の増加と身近に感じるコロナ

オミクロン株によって日本もコロナ感染者が増えるかもしれない!?と日本のニュースを見ていると出ていますが、こちらバスクはすでにかなりの数になっております。

なんと1日の感染者数が2,000人を超えています。いくらワクチンを打っている人が多いとはいえ、かなりの数ですよね?

大爆発時の以前と比べると少ないのは確かですが、それでもこの最近の増え方は異常ともいえ、またロックダウンなど強い制限が設けられるのではないかというような噂も流れています。実際ヨーロッパでは現在オランダがロックダウン中です。

この感染者の増加は実際に身近に感じており、こんなことが最近ありました。私がサッカーを指導しているチームで起きたことですが、ある日の練習に参加者が1人しかいませんでした。その理由は選手たちが感染していたり、学級閉鎖で自宅隔離されていたりとコロナによって練習に来れないというのです。もちろん仕方のないことなのですが、また昨年のような状態になっているのかとちょっと不安にもなります。

そしてこれだけコロナが身近に迫っているというのは、自分もいつ感染してもおかしくないだろうなというように感じています。

そんな拡大を踏まえてスペインは612歳の子どもに対してのワクチン接種も始めました。以前はその年代には危険かもしれないという話だったと思うのですが、もうスタートして実際多くの子ども達が接種しています。どんどん接種していこうというのが政府の方針ということですね。

ワクチンパスポートによる新たな制限

さて、そんなワクチン接種率をあげたいためでしょう、今話題のものがとうとう導入されました。そう、ワクチンパスポートです。

スペインではワクチンパスポートは各自治州ごとに導入が決定されるのですが、1度目のバスク州の議論では却下されました。

そして2度目、とうとう導入が決定。そりゃそうですよね、感染者数が増えている中、何も対策をしないというわけにもいきません。

では、ワクチンパスポートが適用されるのはどんな場所か、その基準も提示されました。

・50席以上あるレストランやバル

・室内施設やイベント(映画館・室内スポーツ・劇場など)

この2つです。

サッカーの観戦に関しては今の所はワクチンパスポートは導入しないとのことです。まぁ実際5万人も入るスタジアムの観客全員にワクチンパスポートをチェックするというのは現実的ではありませんからね。

ちなみにワクチンパスポート導入後(提示の必要はなし)のスタジアムはこんな感じです。人で溢れかえっています笑

私はワクチンを接種していないのでこれらの制限の効果をモロに受けることになるのですが、レストランやバルで食事ができないというのはかなりのダメージです。なぜなら大体のレストランは50席以上ありますから。

「これでまた前のように自由に食事できなくなってしまうのか。。。」と打っていない友達同士で嘆いています。

そしてもうこれはワクチンを打てよというプレッシャーを与えられているようにしか感じません。

もちろんワクチンを接種している人からすれば、打てばいいじゃないかという話なのですが、外堀から埋めて打つように促していく、半義務化させていくというのはちょっと違うのではないかなと思っています。

実際に食事をしに行ってみた

そんな中ではありますが、友人達と食事に行くという機会が。けれども自分はワクチンパスポートを持っていない、友人も持っていない。いこうと思っているのはこちらではよくある、バルとちょっとしたレストランが合体しているようなお店。このようなお店は多くて、そのほとんどが50席前後の規模です。

50席と聞くと結構多いんじゃないの?と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。四人掛けのテーブルが13個でもう50人いってしまいます。距離も結構近いので狭いお店でも超えてくるということです。

今回もテラスを含めると50席を簡単に超えるお店に行くことに。

「まぁ必要と言われたら素直に引き下がるし、必要じゃないと言われたら食事をしようよ」というような半分諦めつつお店へ。

扉にはマスク義務という文字だけ、まぁまだワクチンパスポート必要という張り紙は見たことがないのですが、いざ中へ。

「3人なんだけど、行ける?」

店員さん「もちろん、予約はないの?ないか、ではこちらの席へどうぞ」

と普通に通されました。

「これ、ワクチンパスポートいらないやつかな?けど席数は50超えてるよね?」とみんなで話をしていると、店員さんがよってきました。これはもしかして。。。

店員さん「メニューはこのQRコードから読み取って選んでね、飲み物先に聞こうかな、何にする?」

と普通の対応。どうやらこれはワクチンパスポートなしでいけたということかと思い少し安堵。

その後は料理を注文して、普通に食べて最後まで食事を楽しむことができました。

バルの店長さんに聞いてみた現場のリアル

お会計を済ました後、ワクチンパスポートなしで普通に行けるのかどうかを実際に聞いて見ました。すると現場のリアルな声が聞こえてきました。

店長さん「ワクチンパスポートね、また政府が勝手に決めて俺たちが振り回されるんだよ。いちいちお客さんに携帯を出してもらって一人一人チェックをしなければいけなんだよ?そんなの現実的じゃないし、相当暇な時ならできるけれど食事の時間帯は大忙しでそんなことをしている暇はないよ。

それに、ワクチンパスポートを持っていないからと言ってお客さんを遠ざけてみなよ、今まで来てくれていた人が他のお店に流れちゃうじゃないか。俺たちもコロナで経済的に大きなダメージを受けていてせっかく回復してこようという時に、またそんな打撃を受けるようなことをするのは考えられないね」

というような話を聞かせてくれました。

実際そうですよね、ワクチンを打っていようがいまいが、彼らにとってはお客さんであることには変わりないですし、ワクチンを打っている=感染しないということでもありません。

ちなみにワクチンパスポートの件で違反を犯した場合、お店側に最大で3000ユーロの罰金が課せられるようですが、今のところそれほど取り締まられていないようです。ただ有名レストランや100人を超えてくるレストランではしっかりとワクチンの提示が求められますのでご注意あれ。

また、ワクチンパスポートを求められれば提示の必要がありますが、今回の私のケースみたいに求められず食事をして、もしそれが見つかったとしても罰則はありません。あくまで罰則を受けるのはお店側ということです。

今回は日本でも話題のワクチンパスポートのリアルをお伝えしました。

今の時期にスペインに旅行に来るということはあまりないかもしれませんが、仕事で、もしくは留学中でまだワクチンパスポートについてよくわかっていないよという方々の参考になればと思います。

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