文化の違い

あるある日本とスペインバスクの価値観の違い 第一弾

「郷にいれば郷に従え」という言葉がありますが、違う文化の土地に行くとその文化になれるのに苦労するというのは良くあるかと思います。日本国内でも関東と関西などでも文化の違いはあり、その違いに戸惑うこともあるかと思います。

それが海外となると文化どころかそもそも言葉も違えば人種も違えば全てが違いますよね。だからこそ色々なことをお互いに学ぶことができ、それが海外に行くことの面白さでもあります。

私自身様々な違いに戸惑ったり、新鮮に感じたりしながら、いまだに違いを見つけることもあります。今回の記事では日本とスペインバスクの文化の違いを普段の生活の目線で感じたことを書いていきたいと思います。

お客は神様ではない

とある日、友人たちと休日に外食にランチを食べに行くことに。こちらは休日ランチはどこのお店も混んでいて忙しいというのが定番です。

予約などはしていなかったので、そのままお店の中に入ることに。

やはりお店は混んでいて、店員さんは予想通り忙しそうにホール内を動いています。

私たちはお店に入ってすぐにあるちょっとしたスペースで待っていたのですが、すると私たちの前を店員さんが通りすぎる。「まぁ忙しいんだろうな」と思っていると、また店員さんが通る、が止まりはしない。「ま、まぁ忙しいんだろうな」と思っているとまた通る、けれどもスルー。そんな状態が5分くらい続いた時、ようやく「何人ですか?」と聞いてくれて中に通してくれました。

ちなみにこんなのは普通の光景です。日本であれば「いらっしゃいませ、ただいま混み合っておりますので少々お待ちください」などと声をかけられるようなものですが、こちらはそんな丁寧なお客様は神様スタイルではありません。

あくまで店員さんのペースで仕事をします。それが嫌なら来なくていいぜ的な感じです。もちろん、店員さんに声をかけてもいいんですよ、けれどもかけたところで結果は同じ。「ちょっと待っててね」くらいでその後5分くらいはスルーです。だって忙しいんだもんということでしょう。

また、お客様は神様ではないスタイルは入場時の案内だけではありません。メニューを渡されて、1分くらいで注文を取りに来る。「いやいや、まだ決まってないよ」というと立ち去り、また1分後くらいに来る「ごめん、まだなんだ」というと、次は来てほしいタイミングで来てくれない。

というようなコントのような接客や、料理が出てくるのが遅い、会計遅いとかとか色々遅いです。しかし、そんな時に店員さんを急かすというのはナンセンス。こちらのレストランで食事をするときは忍耐の鎧を着て来てください。

わんちゃんはフリースタイル

こちらにきて驚いたことの1つのわんちゃんたちの自由っぷりがあります。何が自由かというと散歩中にリードをつけない。もちろん危ない大通りなどではつけていますが、そうでないところではつけていないというケースが多く見受けられます。

なので飼い主さんと散歩をしていてもわんちゃんは先に歩いて行ったり、逆に後ろにいたりするんです。そう、まさにフリースタイル。そのためうんちも草むらに入ると結構落ちていたり、これは勘弁してほしい。

そして何よりも驚いたのが、「わんちゃんたちのインテリジェンスの高さ」。私自身わんちゃんを飼ったことがないので詳しくはないのですが、こちらのわんちゃん、とにかく賢い。

先日こんなことがありました。車で走っていると信号のない横断歩道に差し掛かったのですが、こちらは歩行者が全て優先のため、車が止まるというルールで、ちょうどそこにわんちゃんが走ってきたのです。

すると、そのわんちゃん、横断歩道の前でピタッと止まって、車が停止するのを見てから横断歩道を渡って行ったのです。ちなみに飼い主さんはだいぶん後ろにいましたが。

思わず唸ってしまいましたね、これはすごいと。

わんちゃんも家族だと考えるこちらの人たちは(日本の人もそうだと思いますが)リードで縛るということをあまりしたがらないようです。わんちゃんを飼う知人に話を聞いても「俺たちは自由に生きているのに、わんちゃんだけコントロールしようとするのはおかしいだろ?」と言っていました。

それくらい人権ならぬ犬権を大切にしながら共生する文化です。

電話OK!?けど飲食はダメ

続いて驚いたのは電車のマナー。日本では電車で電話をかけていたらどうなるでしょうか?周りから白い目で見られて耐えきれずに電話を切ったり、小声で喋ったりしますよね?

それとは逆にこちらでは電車内で電話OKです。しかも大きな声で話していても特に問題はないです(うるさいのでちょっと嫌ですが)。こちらにきたての時は「なんてマナーの悪い国だ」なんて思いましたが、今では電車内で私自身普通に携帯で電話しています。これかなり便利なんですよね、どこで降りたらわからない時や、すぐに連絡を取りたい時に車内で電話できるというのは助かります。

そして電車内といえば、日本ではおにぎりを食べている人や、たまにですがマクドナルドのハンバーガーを食べている、またコーヒーを飲んでいるなんて人は多々いますよね。不思議なもので、携帯はダメだけれど、飲食はいいという。

こちらはというと、これもまた真逆です。飲食はしてはいけないけれども携帯はOK。ちなみに水はOKなんです。なぜダメかというと、水はこぼれても拭けばいいけれど他のものは汚れとして残ってしまったり匂い等の問題があるからとのことでした。もう納得ですよね、逆に日本がなぜ食べていいのか不思議なくらいです。

この電車内でのマナーはバス内でも同じ、つまり公共交通機関はそのようなルールです。しかし、長距離移動バスやその手の電車では飲食OKです。この乗り物ルールを知っておかなければ、周囲の人から普通に注意されますので気をつけてください。

恐れを知らない発言力

価値観の違いを感じた出来事にこのようなものがありました。

とある日電車に乗って試合会場へ移動している時、車内で1人の若者が仕事帰りにハンバーガーを車内で食べていたのです。それを見た人が「おい、電車内で食べるんじゃないよ、しかも車内はマスクを外しちゃダメだろ」と。

正しいですよね、ルール上は食べちゃいけない訳ですから。すると、食べていた本人が「俺は仕事終わりでお腹が減って仕方ないんだよ!マスク外しても一人で座ってるんだしなんの迷惑もかけてないだろが!!」と叫びながら言い返しているんです。いやいや、ハンバーガーの匂いすごいですけど。と思いながらもすると、その注意した人ではなく、私の近くに座っていたおばさまが急に「あんた、あんたがルールにしたがってないんでしょうが、悪いのはあんたなんだよ!」と叫び出す訳です。

おいおい、なんだか雲行きが怪しくなってきたぞと思っていたら、そのハンバーガーの男性は立ち上がり、「うるせぇ、だから迷惑かけてねぇだろうが!」とそんな修羅場のようなやりとりが続き、警備員が駆けつける事態に。

いや、さすがスペインと思いながらその一部始終を見ていたのですが、よく自分が悪いのにいかにも正当であるかのように発言できるなと思いつつ、それに対して恐れも知らずよく注意するなと。日本ならば注意された方も引っ込むし、そもそも注意自体怖くてしないというのが大抵のように思います。

面白いですよね、こうだと思ったことだったり、違うだろと思うことは周りを気にせず恐れず恥ずかしがらず発言してしまうのですから。これは文化であり小さい頃からの教育の違いだなと感じます。

今回紹介したように様々な違いというものをやはり海外に来たら感じることができますし、それを知る、そして受け入れるというのも世界を知ることであり異なる文化の中で生活するということであると思います。

旅行や留学でバスクにいらっしゃった際は、そんなちょっとした違いにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

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