スペイングルメ レストラン

意外と知らないバスクグルメ「ポヨ」を食べる

バスクは言わずと知れたグルメ大国でピンチョス、チュレトンなど美味しい料理がたくさんあります。

そんな中、題名にもある「ポヨ」これ聞いたことありますか?ほとんどの人はないでしょう、なぜなら観光案内にもポヨを掲載しているのを見たをことがないくらい、現地の人々からしたらポピュラーですが、観光者からしたらマイナーな食べ物なんです。

バスクが発祥というわけではありませんが、みんなよく食べます。B級グルメといってもいいかもしれませんね。

今回はそんな「ポヨ」について紹介していきたいと思います。

「ポヨ」ってなんだ!?

私がこちらに住んで1年目のある日、友人から「ポヨを食べに行こう」と誘われました。いつもの如く「オッケー」と二つ返事をする私ですが、「はて、ポヨとはなんぞや?」と一体何を食べに行くかも理解せぬままとりあえず言われるがままについて行くことに。

ビルバオ市内から車で10分程度、郊外のとあるレストランに連れて行かれる。ポヨって郊外にしかないのか、そもそもポヨってなんやねんと思いながら到着。

「おーなんか、なにここ、めっちゃいい感じの場所だね!」と大きな一軒家のようなレストランでそのテラスの木の下にテーブルが並んでいるという、めちゃくちゃナチュラルスタイルな、ヨーロッパを感じさせる雰囲気に心を掴まれました。

しかし、まだしっくりはこない、ポヨってなんなんだと。こんな自然の中でしか食べられないものなのだろうか。

ポヨの前に前菜を食す

席に座り、オーダーは家の中にあるカウンターで頼むスタイル。ここは経験者の友人が段取りをしてくれて全て頼んできてくれました。感謝。

ちなみにオーダー方法は簡単です。お店によって若干違うものの、大体はオーダー用紙が渡されるので、欲しい料理や飲みものの項目に個数を記入するだけ、それをカウンターに持っていって支払いを済ますだけです。そして料理が出来上がったら呼ばれるので取りに行くという感じです。

さて、ポヨはおそらくメイン料理なんだろうということだけは感覚的に分かっていたのですが、その前に前菜を色々オーダー。

サラダ、モルシージョ、そしてクロケタ(クリームコロッケ)というこちらでは定番と言えるものたちです。

サラダはこちらでは基本的に味付けされていません。オリーブオイルと塩、バルサミコ酢が置かれているのでそれを自分の好みで調整して味付けをするというシンプルスタイル。これがまた美味しいんです。新鮮な野菜にちょっと味をつけるだけ。余計なドレッシングはいりません。たまにゴマドレとか欲しくはなりますが、日本人なので。

モルシージョはほかの記事でも紹介させてもらったことがありますが、こちらでは定番の食べ物。ブラッドソーセージと日本では呼ばれており、独特の味のため苦手な人もいるかもしれませんが、非常に美味しいと個人的には思っているのでぜひご賞味あれ。

クロケタはクリームコロッケ、こちらで定番のちょっとつまむときに頼みたい一品です。

外でこれらを食べているだけで幸せな気分になるのですが、この後は忘れてはいけない、ポヨがやってきます。

お待ちかねポヨの登場

さて、前菜たちを食べ終わったくらいにお待ちかねのポヨがやってきます。

「ここまで待ったポヨっていうのは一体どんなものなんだ!?」と心の中で呟きながら、ようやくご対面。それがこちらです。

そう、鳥の丸焼きです。ポヨ=鶏という意味があり、その丸焼きでこの料理の名前をpollo asado(ポヨ アサード)と言います。

それにしても、なんとも豪快な料理、まるまる1匹出てきます。見た目だけでも圧倒されるのですが、さて実食。

「おっ外はパリッ、中は柔らかい!?」そして「肉汁がブワーッ」と切った瞬間に出てきます。そしてそれを口に運ぶと、もう、幸せが口の中に広がります。すごくシンプルな味付けなのですが、それがこんなに美味しくなるのか!?と思うくらいの美味しさです。

味付けは、塩、胡椒、オリーブオイル、それだけ。それを巨大なオーブンでクルクルと回しながら焼かれているだけという至ってシンプル。

シンプルだからこそ、サラダと同じく素材の味がダイレクトに伝わってくるのだなと感じながら、このポヨを頬張りながらビールを一杯。もう最高です。未成年はコカコーラで最高の気分を味わえるでしょう。

肉ばかり食べていると友人が「パンをさ、この肉汁につけてみな」とアドバイスをくれるわけです。今はポヨで忙しんだけどな、と思いながらおすすめに従って食べてみることに。すると、あれま。めちゃくちゃ美味しい。鳥から出てきたエキスが凝縮されていて、甘みと深みがあり止まらなくなっちゃいます。

そして当然ですが、そのエキスを鶏肉にどっぷりとかけると。。。やばいです。本当に永遠に食べられるんじゃないかというくらい止まらなくなってしまいます。

そして食べ終わった頃にはもうお腹いっぱいです。満足して家に帰ってシエスタ(お昼寝)です。

市内のレストランでもポヨは食べられる!?

今回ポヨをわざわざ郊外の田舎、開けた自然の中で食べたわけですが、行った甲斐があってロケーション最高、料理最高と大満足に終わりました。それはいいのですが、車がないとそこまでいけないし、ちょっと食べたいなという時に行けないですよね。

ということで、市内にポヨが食べられるところはないのかと探していると、すぐ見つかりました笑

すべてのレストランで扱っているわけではありませんが看板にcervecera(セルベセラ)」と書かれているお店、ビアガーデンという意味ですが、そこには大体あります。もちろんそれ以外のレストランにもあったりもしますがセルべセラの方が確実です。

それを知った私は早速お店の1つを訪問。郊外のお店とは違い、レストランなので普通に席でウェイターに注文をするシステムです。

郊外のお店もそうですが、大きさはハーフと丸々1匹のいずれかから選ぶことができるのですが、今回は一人での訪問だったのでハーフを選択。プレートセットのようになっていたので前菜なども特に何も頼まずに待つこと数分。

サラダと鶏肉、そしてポテトがセットになったプレートが。

味はもちろん美味しい。けれども、なんだかちょっと違うなという感覚になりました。もちろん美味しいんですが、やはりあの自然の中で開放感を味わいながら食べるというのがこのポヨを食べる醍醐味なんだろうと。

もちろん市内で食べるならばそれはそれでいいのですが、結論としては私のお勧めは郊外のお店、そして木の下で食べるポヨです。味だけでなく、その場の雰囲気を含めて料理ということですね。

お勧めのレストラン

ビルバオにいらっしゃった時に、そしてポヨを食べたいなという時にぜひお勧めする3つのレストランを紹介します。

Cervecera Goikolanda(セルベセラ ゴイコランダ)

これは今回の記事を書いた題材となったお店です。ポヨの味はもちろんのことですが、そのお店の雰囲気、ロケーションも含めて楽しむことができます。

ビルバオ市内からは離れているため、観光で来る際にはタクシーもしくはレンタカーでの移動をお勧めしますが、そこまでしてでも行く価値のあるお店だと思います。

ぜひ一度試してみてください。

お店のHP http://www.goikolanda.es/

Batzoki Erandio Goikoa(バツォキ エランディオ ゴイコア)

ここも郊外のお店ですが、鶏肉の皮のパリッと感はゴイコランダよりもあります。ビルバオ市内からもゴイコランダよりも近く、バスで行くこともできますので、お勧めです。

ロケーションとしては自然の中というよりは大衆レストランに近い雰囲気です。テラサも広く、子ども達が遊ぶスペースもあったりと和気藹々とした雰囲気のお店です。

ちょっと車の手配はできないなという場合はこちらのレストランはお勧めです。

お店のHPはないため、住所を掲載しておきます

Avanzada Errepidea, 27, 48950 Erandio, Bizkaia

Amadora Txiki(アマドラ チキ

このお店はビルバオ市内にあるお店ですので、ポヨが食べたいなと思った時にはお勧めのお店です。

また、セットメニューで出てくるため、何を頼んだらいいかわからないなという初心者にとってもありがたいお店と言えます。

口コミの評価も高く足を運んでみる価値ありです。

お店の情報:https://www.facebook.com/cervecera.amadora/

今回意外と知られていないグルメ、ポヨについて紹介しましたが、ビルバオにいらっしゃった際はぜひともご賞味あれ!!

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