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スペイン・バスク州コロナ第3波の終息と制限解除

世界中でコロナウイルスの感染者数が減少していますが、スペインにおいても同様で、前回コロナによる制限について書いた時は1日あたり4万人超でしたが、今では1日3000~5000人程度まで下がっています。

ワクチンの接種も進んでおり、それらの状況を全て含めて制限が解除されている州が増えてきました。

バスク州においても同様で今回は新たにできるようになったことなど現地のリアルを紹介してきたいと思います。

前回の制限が強化されたことについての記事はこちら

https://spain-guide.site/2021/02/01/rockdown/

バスク州の感染者

前回の記事を書いた21日の時点では、バスク州も感染者が非常に多く、感染者とロックダウンを示す地図が真っ赤で多くの地域がロックダウンしていたのを覚えていらっしゃるでしょうか?

その後も増え続け、真っ赤のロックダウン地域は広がり続けましたが、ここ2週間で大幅に改善され、今ではほとんどの地域が赤から抜け出しました。

引用元:https://www.eitb.eus/es/noticias/sociedad/detalle/7888160/semaforo-colores-covid19-euskadi-bizkaia-alava-gipuzkoa-5-marzo-2021/

新規感染者数は前回は1500人前後であったのが今では300人前後と、かなり減少しています。

さらにワクチンは11万人が摂取を完了しています。これが多いのかどうか、日本と比べるとかなり多いのは間違い無いでしょう。これが1つの州での数ですので。

これだけ減少し、ワクチンの接種も進んでいるのですから、当然ですが今までの制限から解除を期待する声が上がります。制限の解除は自治州ごとに決められており、2週間ごとになんらかの通達があるため、その内容に注目が集まっていました。さて、バスクではどのような制限解除があったのでしょうか。

移動制限の解除

まず1つ、大きな変化がありました。それが移動制限の解除です。

今まではどのような制限がされていたかというと、仕事か学校以外の理由で隣の市に移動してはいけませんという非常に厳しいもの。そこから少し解除されていて隣の市へはスポーツや経済活動(買い物など)のためだったら移動OKとなっていたのですが、ロックダウン地域はダメというものでした。

そこから今回の変更で許可されたものはなんと「バスク全域どこでも移動できますよ」というもの。いきなり全域OKとはなんと太っ腹な変更。皆の予想では県内移動はOKになるのかなというものでしたが、全部OKとなるのは非常に驚きでした。

これで警察の影にビクビクすることなく移動できます。今までは駅の改札に警察がいたり、道で検問していたりしたので、その都度(悪いことはしてないのですが)ドキドキしたものですが、バスク圏内フリーパスになったのでそんな心配も要りません。

帰宅時間はどうなった?

さて、現地の人たちがもう1つ注目していたテーマがあります。それは帰宅時間問題。今までは夜の10時には家に帰っていなければいけないというルールが設けられていましたが、今回その制限はどこまで解除されるのだろうかということです。

皆発表の数日前から、制限は無くなるのじゃないか、11時になるのではなどいろんな予想を立ててその話で盛り上がってました。というのも夜の10時に帰宅していなければいけないというのはディナーを外で食べることもできない、友達ともゆっくり会う時間もできないと皆にとってストレスが募るテーマであったからです。

そして注目のバスク州政府から発表のテレビ中継が。

「帰宅制限時間は22時のままです」

ガーン。そのまんま。。。

せめて23時にしてもらいたかった。その1時間が何をするにもかなり大きかったりします。というものの、決まったものは仕方ありません。さらに感染者数が減れば制限は解除されていくでしょうからまだ我慢は続きそうです。

バルの再開

今回の新たな制限解除から遡ること2週間、すでにバルの営業は再開されていました。もちろんレッドゾーンでは不可能だったのですが、その他のゾーンではOKでした。

なぜOKになったかというと、バルの店長たちがデモを行ったからです。なぜ行ったかというと「支援金がない、けれども閉めろと政府はいう、じゃあどうやって生活をしていけばいいんだ?」というごもっともすぎる理由からです。

その結果政府が折れる形で営業の再開が許可されました。しかし、食事中やコーヒーを飲む時でも、口に物を運ぶ瞬間はマスクをとっていいけれども、そのほかの瞬間は着用していなければいけないという厳しい条件付き。それが守られていないとそのバルが罰金を喰らいます。さらに20時には閉めなさいという条件もあり、それも破ったら罰金が待っています。

なので、20時になると店員さん達は急いで客に「もう時間だからね」と言って回ります。

今回の発表では、ロックダウン地域(もうほぼないのですが)でもバルのオープンが可能となっています。おそらくまた感染者が増えるようなことがあれば変わるのでしょうが。

再開したバル、街の人は再開したからといって感染のリスクもあるからそんなお客さんは入らないだろうと、私は思っていました。

それがところがどっこい、毎日バルは人で溢れています。その様子を見て思うのです。「この国は本当にバル文化が浸透しているんだな、これが彼らの生きがいの1つなんだろうな」と。それと同時にこんなふうにも思います「こりゃ感染者また増えるだろう」と。

サッカーの再開

さて、私にとっては最も重要とも言えるサッカーはどうなったのか。サッカーに関しては一足先に制限が緩和されており、2週間前から全てのカテゴリーで練習が再開されています。

しかし、その時は制限付きで、ロックダウンのレッドゾーンにいるチームはトレーニングできず、またそこに住んでいる選手もレッドゾーンではない地域のチームに所属していてもトレーニングに参加できないというものでした。

そのためトレーニングができると言ってもまだまだできないというクラブが多くあるという状態だったのです。

それが今回の制限の解除によって、レッドゾーンなど関係なくトレーニングしてもいいという通達が出たので、全ての地域で練習が行われています。

しかし、中学2年生以下の年代では最大6人1グループまででしかトレーニングができないという制限のもとでしかできません。なんともサッカーをする上では難しいルール。。。

また、試合に関してはどうかというと、大人の5部のカテゴリーがリーグ戦をスタートすることが決定し、また高校年代と中学3年~高校1年生年代の州リーグが今月末からスタートすることが決定。昇格はあるけれども降格はないという特別ルール。

私のチームは県リーグ所属なので、まだリーグ戦はないというよりも今年はもうなさそうな雰囲気が漂っています。それもそのはず、6月までにリーグを終わらせるというのは残り4ヶ月では不可能ですから。かなり残念。

さらに練習試合もまだ許可されていません。リーグをスタートするチーム達も練習試合ができておらず、そのままリーグ戦に突入するという恐ろしいことになりそうです。

また、社会人チームでリーグが確定していないチームに関しては練習ができるにも関わらず練習を再開していないチームが多々あります。なぜならば、リーグ戦の再開が確定していないから。

現地のバスク人指導者とそれについて話をしたときのことです。私はこのように尋ねました。「リーグ戦がなくても、来年のためにトレーニングするべきじゃないの?」そうですよね、来年はあるんだから準備というか、体を動かさないと来シーズン動けなくなるじゃないかと私は考えるわけです。

しかし、こう返事されました「リーグ戦がないのにトレーニングを行うなんてあり得ない。大人は上手くなることじゃなくて、リーグで勝つことが目的だから」おっしゃる通りです。けれども来年ボロボロになっちゃうじゃんと先のことを考えてしまうところが日本人だなと感じてしまいます。

今回はここまでです。まだまだコロナ禍の制限は続きますが、新たな変化があれば情報発信していきます。

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