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スペイン・バスクでサッカーの指導者ライセンスを取る 授業編

スペインでサッカーの指導者の勉強をするというのは、サッカー関係者にとっては一度は考えたことがあるのではないでしょうか?私もその一人で、こちらでサッカーを学ぶために来ています。

学ぶための一つの方法として、サッカーのコーチングスクールに現在通っているのですが、そこでは想像通り学びの連続です。

以前に記事でスペインでサッカーの指導者ライセンスを取るために、コーチングスクールに入る方法や試験のことなどを紹介しましたが、今回はそのコーチングスクールでどのようなことをやっているのか、スケジュール感は?などなど、指導者留学を考えている人の参考になる情報を紹介してきたいと思います。

入学試験編はこちらhttps://spain-guide.site/2020/10/01/spain-vasco-shidousya-license/

オリエンテーション

日本でもそうですが、スタートはオリエンテーションからというのはこっちでも一緒です。年間のスケジュールやどんなことをやるのかなどなど、約2時間にわたって説明が行われます。

しかし正直、2時間は多い。。。なぜならば、こちらでのあるあるですが、同じ話をぐるぐると何度もする。

そして、おしゃべり好きのこちらの人たちは、もう終わりかな?と思ったところからさらに脱線して話始める。。。

これは耐えるしかないです。こちらの文化みたいなもんですから。

そんな中で伝えられたスケジュールは、

10月から6月までの約半年間の授業。そして週1回、4時間の授業を行うということ、さらに週末にテストがあり、4つの大きな課題の提出もあるということでした。

毎週末テスト、しかも課題も、、、結構大変そうだなと思いながら覚悟をするのでした。

授業の開始!!

さて、授業がいよいよ始まるということで、ドキドキワクワク。なんせ、コーチングスクールで学ぶというのも私がこちらにきた目的の一つでしたから、ようやくその目標が叶うのかと。

講師「さぁ、授業を始めようか、では簡単にみんなに質問をしていくね。では、君から」といきなり私が指名されるという。なぜかというと名簿の一番上に名前があったようです。。。

いきなりかよ、と思いながら質問を聞くことに。

「今は選手なの?指導者はしているの?」という簡単な質問。

しかし私は緊張中。

「日本でサッカーしてました。」とそれしか答えず。こっちで指導者してるのに。

その後、「今は指導はしてるのかな?」という質問に、「いや、選手はもう終わって、大学までやっていました」と会話のキャッチボールになっておらず。

スタートダッシュは見事失敗したわけです。。。もちろんそれで成績が下がるということはないのですが、あまりにも言語を理解していないと退学を勧告されることもあります。

当然ですが、授業は全てスペイン語が使われます。そしてたまに先生はバスク語を話す。これをされると理解不能に陥るのですが(バスク語とスペイン語は全く違う言語なので)先生はハッと気づいてすぐにスペイン語で言ってくれます。

授業の内容はというと、サッカーのルールについてや、スポーツ社会学、スポーツ心理、トレーニングの実践、戦術、システム論など多岐に渡ります。

どれも授業を聞いていて非常に面白いのですが、スペインだなと思うことが1つ。一応教材と呼ばれるものはあるのですが、先生方はそれを使うことはほぼありません。ほとんどが我々に質問をしたり、先生が自身の考えを喋り続けたりという形で進められます。

日本の感覚でいた私は、ちょっと戸惑いながらも、なんて楽しいんだろうと。日本ならば、板書を写して、先生が言ったことをメモしてただ聞いているというスタイルがいまだに主流でしょうが、こちらでは生徒が突然先生の意見に対して意見をぶつけて議論が始まります。そこで授業は脱線して行ったりするのですが、それもまた面白いんですよね。ただ困ることも多々ありますが。

苦労する週末のテスト

週末になると、嵐のような日々が待っています。なぜかというと、テストがあるからです。そのテストはネット上で行うので、家でできます。

そのテストは1時間で30問程度、選択式の問題が出されます。こんな感じです↓

しかし、これがなかなか大変。なぜならば、50点を下回ると補習、再テストがあったり下手をすると過程を終了することができなくなってしまうからです。つまりかなり大切なテストが毎週末あるということです。

そしてもう一つ問題なのが、授業では全然テストのことなんか気にせず進められるということ。先述したように、授業はいわばフリースタイル。そのため当然ながら「テストでここが出るからね」なんてことは言ってくれないばかりでなく、触れもしない。

じゃあどうしたらいいのか?と思いますよね。

安心してください、きちんとそこは考えられていてその分野の資料が準備されています。1つのテストあたり、約70ページほどの資料が。何度も言いますが、その資料をみんなで見て授業をしたりはしません。なので、その資料を見ても、ここが出るなんてのはわかりません。太線になっているところなんかはありますが、普通の文字のところからもバンバン出るという。

これは本当に大変なんです。全てを読んで理解しないと当然テストなんて受かりませんから。

ということで、テストの準備をしっかりやらなければいけません。まずはスペイン語で書かれた70ページの文章を読んでなんとなく理解する。そしてそれを日本語に翻訳する(Google様の力をお借りして)。

そのあとは、目次を作る、何についてどこに書いてあるかすぐに探せるようにするために。これはネットテストで助かったなと思うことで、いわゆるテキストを見ながら問題が解けるんですよね。

さて、ではいざテスト。

その前に臨戦体制を整えます。パソコン2台使いです(もろもろラッキーなことがあって今2台使えているだけですが)。1つはテストをする様プラス、Google翻訳を画面上に常に設定。もう1つは70ページのPDF資料とその翻訳したものを並べてセット。

これで準備完了。

あとは、テストスタートのボタンを押してやるだけ。

しかし、質問をゆっくり読んで答えている暇なんてない。なぜなら1問あたり2分で回答しないといけない。そうしないと60分で30問解けませんから。

そこでGoogle様のお力をお借りし、コピペして問題文を翻訳し、理解。そして正確な答えを探すためにテキストを漁る。もちろんわかる問題はそのまま回答するのですが、そんな70ページの内容を覚えるなんて不可能なので、検索することになるんです。

試行錯誤しながら頭をフル回転させ、全集中常駐して1時間のテストを終えたあとは、もうくたくたになっております。

その甲斐もあってか今のところは全てのテストで70パーセント以上の得点率で通過しております。

鬼のような提出課題

週末テスト以外にも重たい課題があります。それが提出課題です。これは4つのブロックがあって現在2つ提出済みで、3つ目に取り掛かっているところです。

何をするかというと、ペアを組んで出された課題に対して資料を作るというものです。

1つ目のブロックでは新規加入選手を募集するチラシや、保護者へのプレゼンテーションの資料、その際に話す内容、また諸々の手続き書類、指導者の評価シートの作成などなど自分が指導者というよりもクラブのマネージャーとして行う内容の資料の作成でした。

そして2つ目のブロックでは、とある指導者がサッカーの試合で指導している様子を評価してまとめるというもの。個人で行った後にグループで議論をしてまとめなさいというもので、これもなかなかのボリューム。

そして現在取り組んでいる3つ目の課題がこれまた大変で、42個トレーニングメニューを考えてそれを実践して撮影して編集して提出しなさいというもの。それが3つ目の課題のパート1で後パート2、3とあります。。。

とにかく課題が多いというのがこちらのコーチングスクールの特徴でもあります。今年はコロナ禍でチームの練習や試合がストップして時間的に余裕ができるのでなんとかやれていますが、これでシーズンが普通にあったら(もちろんあった方が嬉しいのですが)本当に猫の手も借りたいくらいの忙しさだろうなと思います。

指導者を目指していて留学してライセンスを取りたいなと考えている方は、それくらいのものが待っていると覚悟をしておいてください。その分当然ながら学びも得るものも多いです。

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