1年以上の生活

スペインで学位認定オモロガシオンを申請する その1

オモロガシオンというものをご存知だろうか?なんだか変な名前ですが、私がその名前と出会うことになったのは留学3年目になった頃です。

サッカーのコーチングスクールに通う手続きをしていた時のこと。

申請書類を揃えて受付に出しに行くと

「あなた、卒業証明書は?日本で学位を取ったの?だったらオモロガシオンが必要だよ」

と。

何だオモロガシオンって。。。そんなもん知らないぞと思いながら調べてみると、日本の学位(高校卒業や大学の学位)をスペインで認めてもらうことを言うよう。

何それ、どうしたらいいの?と受付の人に聞いても当然知っている訳はなく。ネットの情報や知り合いに尋ねてみることに。

すると、かなりややこしい申請方法。。。そしてその申請が通るまで大体6ヶ月とか1年かかるとかかからないとか。

このオモロガシオンを今回なぜ紹介するかというと、必要になることがあるからです。しかし、先述したようにその申請方法や必要な書類がややこしい。。。なので今回はできる限りわかりやすくその方法を実体験をもとに紹介していきます。

そもそもなぜオモロガシオンが必要なのか?

オモロガシオンが必要になる場合は様々です。

しかし、学位証明書という観点から考えると必要になるシーンはイメージできるのではないでしょうか。

例えば、留学で大学に入りたいという時、高校の学位が証明されないと入れません。また、コーチングスクールに関しても高校卒業以上の学位がないとライセンスが発行されないなどの決まりがあります。

また、こちらで就職をしようと考えている人も同様で例えばバルにウエイターとしてバイトなどでは必要ありませんが、企業に就職しようとしたときはそうはいきません。卒業証明書を当然ですが求められます。

日本でも大学や就職の時に卒業証明書が必要なのと同じですね。けれどもスペインでは当然スペインのルールで単位が認定される訳ですので、それに相応する学業を修めているかどうかが申請で判断されるということです。そしてその証明がオモロガシオンというわけですね。

ステップ1 日本で卒業証明書類を準備する

まず申請するには当然ですが、日本での卒業証明書が必要になってきます。その書類の準備を日本に一時帰国している時、もしくは留学する前や日本にいる家族に頼むのもいいでしょう。

私は日本にいる家族にお願いして申請してもらいました。

この書類の準備、日本の段階でも簡単ではないんです。

必要な書類は卒業証明書と成績証明書の2つ。

そしてその書類を卒業した学校に申請しなければいけません。

【高校卒業の証明書が必要な場合】

サッカーのコーチングスクールに通う場合は高校卒業の証明書でOKです。私は大学も卒業していますが、申請がより通りやすいということでこちらにしました。

成績証明書は私立では卒業から5年間しか保管されていません。公立はなんと20年間保管されています。そもそも期限がくると成績が証明できなくなるといこと自体が驚きではありますが。

申請方法は直接学校に行って申請するか、郵送で申請もできます。

ここで大事なのは英語の証明書も申請すること。

なぜかというと、その証明書をスペイン語に翻訳してもらう時に、日本語→スペイン語では値段が跳ね上がってくるからです。

公立と私立で証明書をゲットした後の過程で少し違います。

私立の場合、卒業証明と成績証明に公証人役場で公印証書を出してもらわなければいけません。

公証人役場はここから検索できます。

https://www.koshonin.gr.jp/list

公立の場合は特にやることはありません。

もし成績証明書が5年を過ぎていて発行されない場合、その旨を上で記載してもらえるのですが、それでもオモロガシオンの申請時にダメだと言われることもありますし、OKだというケースもあります。しかし普通に考えればないとダメですよね、何の単位を取ったのかわからないですから。

【大学卒業の証明書が必要な場合】

大学の卒業証明、成績証明書を手配する場合は、大学に申請にいくか、学校によっては郵送でも対応してくれます。そして今ではなんとコンビニで発行できてしまうサービスもあるようです。時代の進化はすごいですね。

ちなみに大学は成績証明書は無期限に保存されているようです。

高校と大学の卒業・成績証明書のどちらでもいいんだけれども、という場合は高校の証明書を発行することをお勧めします。なぜならば、大学の場合、スペインで単位認定されない科目があったりもするため、必要な単位をスペインの大学に通って取得しなければいけないというようなことにもなってしまうからです。そして何より、大学の証明がすんなり現地で通ったという例を聞いたことがありません。

ステップ2 アポスティーユ証明をする

さて、卒業・成績証明書の英文と日本語文が手元に届いたら次のステップへ。

アポスティーユ証明をするための手続きへと入ります。この言葉も聞き慣れないですよね。

アポスティーユ証明とは、外務省がその書類の正当性を証明してくれるというものです。要するに外務省のお墨付きをもらうためにその申請をしないといけないということです。これをしないと、スペインでオモロガシオンの申請をしても正式な書類と判断されず棄却されてしまいます。

ということで、アポスティーユ証明の申請をするのですが、これは外務省とのやり取りになるということです。

人生で外務省と関わることなんてなかなかないので、これは貴重だなと思うのは私だけでしょうか。

申請の方法は至って簡単。

以下の書類を準備して郵送するだけです。

・卒業、成績証明書

・申請書

・本人確認(免許証のコピーなど)

・返信用封筒

現在はコロナの影響もあって郵送のみですが、平常時は窓口でも受け付けています。

申請は無料なので、これだけを送ったらOKです。数日で戻ってきます。

↓アポスティーユ証明された書類

申請書類等はこちらの外務省HPからできます。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000608.html

ステップ3 パスポートのコピーを公印証明する

日本で行う最後の手続きとして、パスポートのコピーを証明してもらう必要があります。

そのコピーが正しいものだよと正式に証明するために行うのですが、それをするためにわざわざ、スペイン大使館に行く必要があります。なんと面倒な。。。

大使館で「パスポートのコピーの証明をお願いしたいのですが」と言えば問題ありません。費用も数百円程度で、その場ですぐ終わります。

しかし、私はそれをしなければいけないことを知らず、スペインに戻ってしまったので、どうしようか途方に暮れていました。わざわざパスポート証明するためだけに日本に再度戻らないといけないのだろうかなどと考えていたのですが、語学学校の弁護士さんならば何か知っているかと相談してみることに。

すると、「そんなの問題ない、その辺にあるNotaría(ノタリア)に行けばやってくれるよ」と。なんだ、ノタリアって?と思いつつ、調べてみると、どうやら公証人という意味でそこに行ったらやってくれるようでした。

早速近くのノタリアを調べて行ってみることに。

普通にビルの一角にそれはありました。

中に入ると高級そうなオフィス(流石に写真は撮れなかったですが)で受付の人にパスポート証明をして欲しいと言うとすぐに手配してくれました。費用も10ユーロもかからないくらいでその場でもらえます。

一時はどうなることやらと思っていましたが、パスポートコピー証明はスペイン国内でもできるのでみなさん、安心してください。

今回はここまで、日本国内での手続きについて紹介しました。その2ではスペインに戻ってからやる申請について紹介していきます。

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