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名店チャコリ・シモンでチュレトンを食す

「バスクに来たらチュレトンを食すべし」

これはバスク旅行の必須事項です。チュレトンはバスク伝統料理であり、これを食べずしてバスクに来たとは言えません。

では、チュレトンとは、なんぞや!?と思いますよね?

超簡単にいうならば

「スーパービッグステーキ、バスクバージョン」

というべきでしょう。

何はともあれ、まずはこの写真をご覧あれ。

これがバスクステーキ、チュレトン!!

注文は1kgからしかできない、どでかいステーキです。

実際にはただのステーキではなく、特徴は以下の2つ

①熟成肉であるということ

日本では近年その言葉を聞くこともあるとは思いますが、牛を解体した後に特別な保存機器を使用して熟成させたお肉のこと。その期間や肉のブランド、牛の年齢と性別によってその味が変わるとされています。

②炭火焼で仕上げられている

そう、フライパンで焼かれているようなステーキではなく、炭火で焼かれているため、匂いも香ばしく、なおかつ余計な脂分もない。

そんなチュレトンのお店はビルバオにも多くあるものの、今回はその中でもビスカヤ県チュレトンレストランのグランプリを取ったチャコリ・シモンというお店に行ったレポート形式でチュレトンの魅力を紹介していきます。

ちなみにこのお店、かなりの有名店でアスレチック・ビルバオ(ビルバオのプロサッカーチーム。詳しくはこちら)の選手が来店したり接待でも使うようなお店です。

チャコリ・シモンへ向かう

チャコリ・シモン、このお店はチュレトンを食べに行くにも一苦労が必要なお店。それを苦労というか、それとも付加価値というのか。おそらく後者だろう。

「チュレトンを食べに行くよ、食べたことないだろ?」と誘っていただいて、初めて私が食べにいったのがチャコリ・シモン。

どこにあるのだろうか、そもそもチュレトンってなんだ?と思いながら行くことに。

お店はビルバオ市内にあるということだが、判らぬまま車に乗せてもらい出発!

市内を抜け、なんやら山の方に、そして山を登っていく。

「こんなところにあるんですか?」と思わず聞いてしまうほど、山を登る。

そして頂上に。アルチャンダという山でそこからはビルバオが一望できちゃう。

その周辺にレストランが並んでおり、おーこんなところにあるのか、と思いきや、車はさらに進んでいく。なんやら山中の住宅街らしきところを通り、何もない、自然ばかりのところへ。

そこにポツンと1件レストランが。

「こんなところにあるのか、なんというオシャレ。自然と溶け込むレストランか」

と自然にそのように思いました。

しかもチャコリ・シモンは一軒家レストラン。もうこれだけでなんだか期待してしまう。

いざ入店

扉を入るとそこにはバルが。

少し早く着いたり、また友人を待つ間にここで一杯引っ掛けるというのがこちらの文化。

少し談笑しながらみんな揃ったら、テーブルへ案内してもらいます。

席は1階と2階にも。

今回は2階に案内され着席し、注文へ。

今回はこのお店に来たら食べるべきものを連れて来て頂いた方の紹介のもとチョイスしていただくことに。

メインはチュレトンなので前菜程度に。

まず1皿目はモルシージョ

なんとも、真っ黒な怪しい見た目。。。

「これ、なんですか?ゲテモノ系ですか?」と聞くものの、とりあえず食べてみなということで食べてみることに。

「ん?なんかお米っぽいぞ、そして濃い味でスパイシーで外はカリッと、中はジューシー。美味しい!!」

というと、

「それ、血のソーセージ」

え?血のソーセージ!?

そういうと聞こえは悪いけれども、ブラッドソーセージと呼ばれるもので、ひき肉やお米等を豚の血に合わせて腸詰したもので、聞くと気持ち悪いけれども、味は美味しい。けれどもお店によっても味に差異があるので、ここのお店のものは美味しいと言っておこう。

ちなみに、これはスペインの伝統料理の一つなので、是非お試しあれ!

さて、次に出て来たのは

唐辛子みたいなものが焼かれたもの。

「これなんですか?辛い罰ゲーム的なやつですか?」

すると、

「ピミエント・デ ・ゲルニカだよ」と。

なんじゃそりゃ、と思いながら恐る恐る食べてみると。。。

「う、うまっ!」

シシトウに塩がまぶされていてそれが焼かれただけの、超絶シンプルな料理、けれども、うまい。

「これね、ゲルニカ産のシシトウですごく有名なんだよ。それをシンプルに料理することで素材の良さを味わうんだ」

なるほど、程よい塩加減とシシトウから出てくるほろ苦さがありつつ甘さも味わえる、これが素材の味か。と思いながら、もうこの時点でかなりの幸福感を感じる私。

そしてこのあと、ボスが襲来する。

メインディッシュ、チュレトンの登場

前菜を食べて、少しお腹に食べ物が入ったところで、メインのチュレトンのお出まし。

まずお皿に盛られたチュレトンがドーンと置かれます。

「お、大きい。。。」と思わず言葉にしてしまうほど、迫力に圧倒されます。

そして、その横になんやら網か、鉄板か、その中間のようなものが設置されます。写真上に載っているものです。

この物体、何かというとお肉を軽く焼くための鉄板です。

注文するときにお肉の焼き具合を言うのですが、多くの人はミディアムレアにします。

なぜならば、この鉄板でお好みの焼き加減に調整できたり、あとはお肉が冷めてきたときに、温めるためにも使えるからです。

ちなみにお肉の焼き加減はこのように頼みます。

レア=Poco hecho ポコ・エチョ

ミディアム= Al punto アル・プント

ウェル・ダン=Bien hecho ビエン・エチョ

食べ方はフォークでぶっ刺して、鉄板でささっとお好みに焼いて食べる。下の写真のようにです。

食べた瞬間に

「う、うまい」

日本の和牛のように霜降っているわけではなく、ザ・赤身で牛を食べているというのがダイレクトに伝わってくる。それでいて甘みがあったり、これぞお肉を食べているぞという感覚。

ちなみに味付けは塩のみという、至ってシンプル。ステーキソースとかそんなもんはありません。シンプル・イズ・ザ・ベスト。それだけお肉に自信があるってことでもありますが。

一通り食べて、あーお腹いっぱいだと思っていると。。。

「はい、どうぞ」

どん。と店員さんがなんと追加でお肉を持ってくる。しかも1回目と同じ量。。。

「え?まだあるの?もうお腹が。。。」

ともういらないと思いながら食べると。

「え?なんか、味が違う!?」

そうなんです、味が微妙に違うんです。

なぜかというと、牛1頭1頭同じではありません。それと、火の入り具合で味が微妙に変わるんだとのことです。

そんなことで変わるもんなのか、と感心しながら食べていると、いつの間にか完食。

文字通り、お腹いっぱい、心もいっぱいになります。

ちなみに、骨も一緒にステーキについてくるため、その周囲についた部分を食べるというのも通のやり方のようです。骨を持ってかぶりつくもよし、ナイフでうまく削るも良しですが、おすすめはやはりかぶりつく方法。ワイルドにいっちゃってください。

締めはやはりスイーツ

お腹いっぱいでもデザートは別腹です。

チャコリ・シモンに来たなら是非とも食べてもらいたいスイーツを紹介します。

それは「タルタ・デ・ケソ」つまりチーズケーキです。

しかし、ここのチーズケーキはちょっと違う。

こんな感じ。

見た目は、ん~ヨーグルトか何かかと思うような。しかし食べてみると、レアチーズケーキ系の甘いチーズケーキ。

ガッツリとお肉を食べた後に、さらにパンチを与える味ではありますが、是非お勧めしたい一品です。

そして、もう一つ、アロス・コン・レチェ。これは直訳するならば「牛乳ごはん」。

ん~いかにも不味そうというのが本音。。。スペインの伝統的なスイーツで、正直私は嫌いでした。ここのお店のアロス・コン・レチェに出会うまでは。

食べてみると、びっくり。甘さの中にシナモンの風味が口に広がり、なんとも言えない美味しさ。こればっかりは食べてみないとわからないので、是非試してもらいたいものです。

ということで、今回はチャコリ・シモンでチュレトンを食べるということをテーマに紹介してきましたが、お店によっては鉄板がなかったり、また仕入れているお肉が違い、焼き加減へのこだわりも違うので、味もさることながら値段も異なります。

チャコリ・シモンであれば1人40ユーロ もあれば十分楽しめます。

人気店であるため、必ず予約して訪れてください。

連絡先: 944 45 74 99

HP:http://www.txakolisimon.com/

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