スペイングルメ

スペイン・バスクの冬の風物詩

12月になり、今年も終わりに差し掛かる頃ですね。

日本の冬といえば、コタツにみかん、外は寒く雪が場所によっては降るというようなイメージでしょうか。

そして大晦日・新年に向けて忘年会などで忙しく日々が過ぎていくというところでしょう。

スペイン・バスクではどうかというと、雨季に入ります。そのため、外は日本では味わったことのない寒さになっていきます。

北海道から来た人が「これは、北海道よりも数倍寒い」というほど、雨で気温が下がると本当に体の芯から冷えていきます。

冗談ではないほど寒い上に、サッカーをしていると選手は動くので温かいかもしれませんが、指導者は雨に打たれ、そこまで動くこともないので寒い。本当に凍えます。

さて今回はサッカーの話ではなく、そんな季節になると街中に登場する風物詩がありますので、今回はそのことについて書いていきます。

大きなコンテナが設置される

昼間街中を歩いていると、こんな大きなコンテナが道端に突如置かれていました。

「なんだろな、昨日までこんなのなかったのに」

と思いながら、何かはわからぬまま、通り過ぎていくことに。

翌日、同じ通りを歩いていてもまだ置かれている。ん~なんだろうと不思議はどんどん膨らんでいく。

翌日も同じく、ただの箱がどんと鎮座

そして、とある日の夕方頃にその道を通ると、なんとコンテナが開いているではないですか!?

「おーなんだ、なんだ!?開いてる!!」と驚きとともに何か匂ってくる。いい匂いが。

その匂いに惹きつけられるように近寄ってみると、そこには素晴らしい光景が。

「なんか、売っているぞ。あ、チュロスだ!!」

となんと、チュロスがその場で作られて売られているのです。

これはチュレリアと呼ばれるもので、冬のシーズンになると街に設置され、夕方以降にオープンする仮設のお店だったのです。

チュレリアで買ってみる

チュロスが売っているというのはなんとも魅力的で、しかもあまりにもいい匂いだったので、せっかくだから買ってみることに。

と言っても、チュロスってそんな食べたことないし、ディスニーランドの長いチュロスやパン菓子のイメージしかないので、何をどうしていいものやら。

と言っていても仕方がないので、まずは列に並んでみることに。並んでいる間に、店頭の商品を見ていると、なんとそこにはやたらいっぱい種類がある。

細いイメージ通りのチュロスや、やたら太いやつ、黒いやつ、クリームが入っちゃっているやつなどなど、みたことのないものもたくさん。もう困ります。

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そして列は進み、自分の番に。しかし、何をどう頼んでいいものやらわからないので、ここはとりあえず店員さんに聞いてみることに

「あの~買ったことないんですけど、何をどうしたらいいですか?」

すると店員さんは非常に優しく

「そうか、じゃあまずは普通のチュロスを買ってみてよ。そしてホットチョコレートも忘れずにね!!」

ホットチョコレート??いや、チュロスだけでいいんだけどと疑問にも思いながら、とりあえず言われるがままに買うことに。

食べ方もレクチャーしてもらい、しかもチュロスは揚げたて(そこで揚げているので)を準備してくれるという、なんとも優しさを感じます。

お金を払って購入完了し、早速チュロスを食べてみることに。

「うまい、あったかくて、サクサク。」

そう、純粋に美味しい!揚げたてということもありサクサク、ホクホク。寒い中これを食べると格別です。そして、結構甘い。なぜなら砂糖がまぶされているからで、これだけでも私としては十分に満足できます。

そして、そこにおすすめのホットチョコレートの登場。

食べ方は習ったのですが、ちょっとお試しで飲んでみることに。

これが、また格別に甘い。甘すぎると言っていいほど、甘いです。飲まなければよかった。。。

ではホットチョコレートをどう使うかというと、想像に難くないですが、ディップして食べます。

こちらの文化は甘い=美味しいなので、ホットチョコレートは、めちゃくちゃ甘い、つまり美味しいということです。こちらの人からしたらですが。

けれども、合う。チュロスとチョコは絶妙なコンビなんですね。しかし、めちゃくちゃ甘いです。

そして糖分をこれだけ摂取すると体が温まってくるんですね。だから食べるんだなと納得。

こっちの人は本当にそれが好きなようで、前に並んでいたおじいさんは5000円分くらい買って帰っていきました。おそらくお孫さんにかと思いますが、そんなに買うくらい、人気でポピュラーだっていうことです。

ハマってしまい色々買う

はい、私はハマってしまいました。

だって美味しいですから。

出店があるとついつい寄ってしまう、引き寄せられるかのように。

ですが毎回同じものを買うというのも面白くないので、色々試してみることに。

太いチュロスは、なんともん~正直いうと私的には美味しくない。油っぽい感じです。中はモチっとしているから面白いのですが、油が強い。

黒いチュロスは、想像通りチョコ味のチュロス。これはこれでいける。

そんな中、目に留まったものが何やらクリームが詰められているチュロス。

クリーム好きの私としてはこれは、と思わず購入。

見た目は太いチュロスの中がくり抜かれていて、カスタードクリームが詰められている感じ。

さて、実食。

「ん~うまい!!」

これは本当に美味しい。外はチュロス独特のカリッとした食感で、中はクリームの程よい甘さと柔らかさでそのコントラストが絶妙

1つ食べ終わったすぐそばからもう1つ食べたくなっちゃうほど、美味しいです。

しかし、カロリーはかなり高そうで、揚げ物の上に、クリームイン、さらに砂糖がまぶされているというもう、この上ないほどの重ね技。

私的には、普通のチュロスよりも断然おすすめ。けど、温かくはないので、冬の寒い時期に外で食べるのには適していませんが。

是非チュレリアを見つけた際には食べてみてください。

汽車のワゴン出現

もう1つ、秋から冬にかけての風物詩がスペインにはあります。これはバスクだけかもしれませんが、街のいたるところに、汽車の小さいワゴンが出没します。

こんなのです。

煙突もついていて本格的と思いますが、もちろんただの汽車ではございません。

近くを通ると

「なんだか、焦げた匂いがする、ん~けどなんだか懐かしい、そしていい匂い」

とついついそそられます。

その正体は、焼き栗

なんと、道端で焼き栗のワゴンが出ているんです。

道端で焼き栗って、誰が買うねんと思わず突っ込みたくなりますが、これが人気。

スペインは栗は意外と有名のようで、香ばしい香りと強い甘味が特徴とされています。

ヨーロッパの中でもポルトガル、イタリア、スペインが栗の収穫量が多い国で、そのため消費も多いということです。

あまりイメージにはありませんでしたが、マロングラッセなども洋菓子屋さんにはこの時期並べられているので、有名なんですね。

焼き栗、食べてみました

これも風物詩なので、買って食べてみることに。

グラム数によって値段が変化するようで、一番安い100gをチョイス。大体3ユーロくらいです。結構高い。。。

さて、早速食べてみると。

「ん~栗だな。そのまんまの栗だ」

という味です。

なぜかというと、甘栗のように味をつけていないからです。

本当にそのまま栗を焼いただけです。至ってシンプル。故に素材の美味しさが味わえるということです。

実際にはほんのりした栗の甘さと香りが味わうことができて美味しいです。

クセになるようなものではないですが。

しかし、変に加工されていないだけあってポイポイと食べられちゃうのも特徴で、気がついたら無くなってしまってました。クセになっているのかも。

栗は正確に言うと秋の風物詩になるのですが、冬の時期もお店が出ているので今回まとめて紹介させていただきましたが、実際は10月中旬頃からこの屋台は出始めます。

スペインに冬場旅行や留学等できたときは、是非これらの風物詩に触れてみてください。

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