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スペインバスクのクリスマスに向けての非常事態宣言の緩和

日本ではコロナの感染が拡大しているというニュースが日々出ているようですが、スペインでも決して拡大がストップしたとは言い難い状態です。

そんな中ではありますが先週、バスク政府による新たな発表がありました。

元々何かしらの発表がされると言われていたので、さて制限が強化されるのか、現状維持なのか、それとも解除されるのか、皆注目していました。

そして発表された内容は、1027日に発令された非常事態宣言の緩和です。

「ようやく解除されるのか」

と喜びの声が至るところで上がっていましたが、解除ではなく緩和です。

緩和なのでまだ完全に解除されたわけではないのですが、1ヶ月ちょっとの間続いた制限のいくつかが解除されるということで、やはり嬉しいものですね。

今回はどのようなことが解除もしくはゆるくなったのか、現地の現状を紹介していきます。

数の推移

バスク州の1日の感染者数は1500人です

というようなニュースが流れていたのは非常事態宣言が再び出された1ヶ月前。

流石にヤバイということで宣言が出され、様々な制限がされてきました。

最初の2週間はなかなか下がらず、1000~1500人の間を行き来していました。

そこから徐々に下がってきて、宣言が緩和されることに至った先週は300~500人の間を行き来しているというような状態です

いやいや、少なくないじゃないか、と皆さんは思うかもしれませんが感覚は狂うものですね。こっちに住んでいるとその数字が少なく感じてしまいます。

移動の制限をつけたり、マスクの罰金ありの義務化、夜10時以降の外出禁止、バルの営業禁止など様々な措置を取って縛り付けていた結果が確かに出てきているということです。

とうとう移動が緩和

今回の制限解除の中で、移動制限が解除されたということは非常に大きなことです。

今までは、隣の市に移動することさえできませんでした。通学、仕事においては隣の市まで移動できたものの、それでも許可書を携帯していなければ罰金を喰らうというなんとも徹底した決まりが。(上の写真がその許可書です)

という決まりはあったものの、そこまで警察も取り締まってないんです。だって限界がありますよね、全員に職質をして取締るわけにもいかないし決まりはあったけれども、かいくぐることはできたということです。

では緩和の内容はどういうものかというと、県内の移動は自由にしていいですよというものです。

ということは県外に移動することはダメ、もちろん州を跨ぐ移動も許可されません。

普通に生活する上では県内を移動できれば十分。ちょっと旅行に行こうかということはできませんよということですね。

もちろん仕事でというのは以前と同じく許可書があればOKです。

バルが再び再開

こちらの人々にとって、毎日の習慣が半分戻ってきました。

バルが再開できるようになったのです。朝の休憩、お昼に、ちょっと友達と話すためにバルでカフェをするというのが文化である人々にとって、このオープンは非常に大きいことです。

私も早速友人とバルに行ってトルティーヤを食べながらカフェ。ようやくこういう生活が戻ってきたかと感無量です。

また、レストランの営業も再開です。

けれども、レストラン・バル両方とも完全に解除されたわけではなく、様々な制限が。

テラス席は普通に使ってOK、店内は50%のみで、カウンターで飲んだり食べたりすることは禁止

そして、営業時間はなんと20:00まで。それが意味するものは何かというと、ランチは食べてもいいけど、ディナーはお家で食べなさいということです。

なぜならば、こちらの夕食は20:00からというのがほとんど、レストランが一般的にオープンするのも20:00以降です。

なかなか飲食業界にとっては厳しい状況が続いています。

サッカー再始動

さて、サッカー界はどうなっているかというと、ようやく練習再開の許可が出ました。

これは本当に嬉しい、1ヶ月間ビデオ電話でみんなでトレーニングするくらいしかできなかったのでようやくグラウンドでサッカーができます。

しかし、もちろん全てが元どおりとはいきません。

まず、トレーニングをしていいのはU15以上のカテゴリーのみ。育成年代と言われるU14以下の年齢は次の決定があるまでは活動できません。その次の決定は1月中旬くらい出されるということで、サッカー好きの子ども達にとっては非常に辛い決定です。

U15以上においても、トレーニングが再開できるとはいうものの、6人1組でのグループでやらなければいけないという条件は前と同じ。しかし、今回は移動制限が緩和されているので、チームのメンバーの全員が揃うことができます。

そして彼らにとって大切なリーグ戦の日程については、いまだ分からず。とりあえず練習だけして日々を過ごすということです。

いろんな制限が緩和されている中で、また数か増えていったらサッカーは中止になるのではないかという不安の声がいろんなところでも聞こえてきますが、今後もどうなることやらというのが現状です。

クリスマス、年末だけの特別措置

2回目の非常事態宣言が出されたのは、「クリスマスにはある程度自由に過ごせるようにする」というのが目的でした。

なんでクリスマスなの?と思うかもしれませんが、ヨーロッパではクリスマスが1年間の中で最も大きな行事と言っても過言ではないからです。

そのため、経済的な効果も非常に大きいんですね。プレゼントを買ったり、移動したり、食材を買い込んだりと家族にとっても、社会にとっても重要なのです。

そんなクリスマスのための非常事態宣言でしたが、確かに感染者の数は減ったものの完全解除というところまでは行かなかったため、クリスマスそして年末だけの特別な措置が取られることとなりました。

それはクリスマスと年末は州を跨いでの移動が可能ですよということです。これは旅行してくださいということではなく、こちらのクリスマスは家族、親戚が集まって盛大に祝います。そのため州を跨いで集まる必要が出てくるということなんです。

けれどもそのためには移動許可書がいるという面倒な決まりになっています。

他にも時間的な制約が緩くなります。今は朝の6:00 から22:00までしか外出してはいけないという制限が敷かれていますが、クリスマスと年明けのみ夜の1:30まで外出OKという太っ腹ルールです。

結構制限緩和されているように思いますよね?けれども不満の声が上がっています。なぜかというと、次の決まりがあるから。

食事等で集まれるのは10人まで。

これがみんなの不満の種です。なぜかというと、先述したように親戚を含めて毎年集まるのが風習なため、30人でパーティーをするとかが当たり前なのです。それが10人となると。。。誰が集まって誰が我慢するの?ということになってきますよね。そのため今まで我慢してたのに、そんな決まりかよと不満が出ているということです。

期待していた分だけみんな辛いということですね。しかし今年は皆我慢するしかなさそうです。

今回このように緩和がされましたが、クリスマス、年末年始で人の移動が増えることは必至です。そうすると当然感染者数が増えるであろうということも政府は分かった上でこの緩和措置をとっています。

それほどまでにクリスマスは大切なのです。しかし、再び増加したらまた同じく制限を戻してしまうのか、そんな不安もありますが今後の動向に注目です。

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