住むことに関する全般

再びの非常事態宣言

1026日月曜日、私のチームはその前の日にリーグ戦が開幕し、勝利でスタートを切ってウキウキでトレーニングをしていました。

トレーニングを終え、また次の練習で会おうと選手達に伝えて私は家に帰ることに。

帰る途中にスーパーに寄って買い物するのを思い出し、買い物をしてレジで並んでいると

おばさま達が

「なんか、非常事態宣言でたみたいよ、もう、やだわ」

と会話を。

私は思わず

「え?ほんとですか?え?いつから?明日の朝から!?」

となんと翌日の朝から効果を発揮する非常事態宣言が急遽出されました。

これはたまったもんじゃない。

3月中旬からのあの軟禁生活が頭を過ぎる。サッカーは?生活にはどんな制限が?ときになることだらけでその日を終えたわけですが、さてここから実際にどんな制限があるのかお伝えしていきましょう。

そもそもなぜ再び増えちゃってるの??

ヨーロッパ全体が第二波だと言われていて、それだけ本当に感染者がグンと増えています。

前回の厳しい非常事態宣言で抑え込んだものの、その後経済を優先させるためと、権利の主張の激しいこちらではそんなずっと人々を抑え込むことも困難で、段階的ではありますが開放。

そして最終的には旅行OK、海外からもOKとスペインはかなり開かれた政策を実行。そりゃそうです、観光で成り立っている国でもありますから、経済を回すためには人を入れて動かさないといけませんから。

そして、その結果こんなに感染が広まっているというのは間違い無いでしょう。

若者達は公園などで金曜の夜にはワイワイ騒いでマスクをせずにお酒を飲んでいますし、そういう点も感染拡大の一因かもしれません。

また、日本では考えられないけれども、こんなことが多々。

「監督、ちょっと頭痛だからPCR検査受けてくるから練習行けないわ」

え?と思いませんか?

頭痛くらいでPCR検査。そう、こちらでは体調悪くなるとすぐPCRを自主的に受けにいくのです。そりゃ感染者の発見の数に日本とも差が出るのは納得。日本なら病院に行ったとしてもPCRまでは受けないでしょう。

また、学校でクラスメイトから陽性が出たらそのクラスの全員PCRの上、1週間の自宅待機で再度PCR

つまりスペインではPCRをするというのは特別なことではなく、普通のことになっているのです。

今回の非常事態宣言による生活面での制限

今回の非常事態宣言は、スペインでの感染者数が100万人を超えてヨーロッパでNO1をひた走っているため、バスクでも当然ですが感染者が増加しており、各州の代表がスペイン政府に対して効力のある宣言を出してくれ~と頼んだものでした。

そのため、各州で制限がカスタマイズできるというもの

ではバスク州ではどんな制限があるかというと。。。

市をまたいでの移動をしてはいけません。

とのこと。なんと、イメージしてくださいよ。隣の市に行けないんですよ。

しかし、学校や仕事の場合は職場等から許可証を発行してもらえればいけるとのこと。

なので、前回のように家にいなさいというようなものではなく、基本的には教育も仕事も確保されているのです。

なので外出もしてOKですし、レストランで食事をしてもOK

そういう意味では前回よりもかなり緩い制限と言える。その効果もあってか人の移動はあるものの、地下鉄はガラガラ。

けれども、制限がもう一つ。

それは夜の11時から朝の6時までの間、外出してはいけないというもの。

レストランで働いている人たちはそれまで開けていられるけれども、一般の人はNG。罰金を取られてしまいます。

つまり、そうすると一般の人も外でご飯食べようとならないんです。なんせ、こっちの夜ご飯は大体9時過ぎくらいで食事に1時間はかけるため、優雅に外食してると時間過ぎて罰金なんてことになっちゃいます。

バルセロナの方では9時にはお店を閉めて10時以降外出禁止。

こうなると本当に経済が崩壊してしまうんじゃないかという懸念が拭えません。。。

お酒には厳格に規制

そんな非常事態宣言の中、昨日隣町にある大型スーパーに買い物に行った時のこと。謎ルールで大型スーパーであれば近隣の市に行っていいという。

欲しいものをいろいろ買って、気晴らしにビールをカゴに入れてレジへ。

レジで並んでいると、レジ係の人が

「夜8時以降は非常事態宣言の決まりで酒類買えないのよ。けど8時1分だし並んでて過ぎたから今回はしーっ、ね。」

いいんかい。と突っ込みたくなる気持ちを抑えつつ、ありがたく購入。

けれども本当は購入できません。

今書いたように夜8時以降酒類の販売禁止。なぜなら、買って外でどんちゃんやっちゃう若者達がいるので、それを制限しようというのが狙いのようです。

さて、サッカーはどうなるの!?

私にとって最も心配していたのは、(今もしていますが)サッカー。

ちょうどシーズンがスタートしたばかり、他のカテゴリーでは来週からなのにどうなるのか。

協会が出した結論は。

大人の4部リーグまでは通常通り行うけれども、それ以下はリーグ戦及び練習試合は一旦全て中止。

当然練習もできないんだろうな、そしてリーグも結局そのまま、また中止になるんだろうな、あー今シーズン終わりか。

と思いきや、なんと練習ができることが判明。

しかし、そこにはかなり制限が。

どんな制限かというと、

①1グループ最大6人でトレーニングを行うこと

②クラブがある市と、その市に隣接している市の選手と指導者しか移動は許可されない

③試合は中止。いつまで中止かは不明

1つ1つ見ていきましょう。

①1グループ最大6人でトレーニングを行う

例えばチームの選手が18人だったとする。そうすると、みんな同じピッチで同じ時間に練習はできる。けれども、6人以下のグループでしか練習ができない。この場合ならば6人✖️3グループに分けて、しかもピッチ内でも距離を取ってトレーニングしなさいということ。

そして、そのグループ同士で対戦したり、グループのメンバーをトレーニング中に入れ替えたりしてはいけない。というもの。

なぜ6人なのかというところは謎ではあるのだけれども、やれることは限られてきてしまう。けれども前回の宣言時のように何もできないよりは全然いい。

②クラブがある市と、その市に隣接している市の選手と指導者しか移動は許可されない

これはその文字通りで、例えば神戸市のクラブであれば神戸市と隣接する芦屋市、三田市、三木市、明石市の選手と指導者しか来れないということです。

バスク州の各市は上図の色ではなく各区切りで名前が書いてある部分です。こちらの市は結構小さく、クラブも移籍が多いため遠くから来ている選手が結構多く、そうすると隣接していないから練習に来れないという選手がちらほら。

私のチームも例外ではなく、18人選手がいるうちの7人は来ることができない。

しかも、隣接する選手には許可証がクラブから渡されなければいけないというなんとも手間なこと。

そのことがはっきりしたのが練習の5時間前。もうバタバタ。トレーニングメニューも全て作り直し、これない選手のためのフォローなどなど。緊急事態だから仕方はないけれども。。。

③試合は中止。いつまで中止かは不明

先週から始まったばかりのリーグ戦がいきなり中止。これは辛い。。。そしてとりあえず2週間は確実に中止だと言われているものの、いつまでかは不透明。

感染者が増え続けている現実を考えると、このまま今シーズンは終了とも言われていたり。初戦が最終戦かよ。と突っ込む元気のないくらい選手にも指導者にも辛い決定。。。

小学生年代においてはそもそもリーグ戦始まる見込みもなかったけれど、トレーニングも中止を決定したクラブが多々。

いつまで続くの?非常事態宣言

さて、この非常事態宣言、いつまで続くのでしょうか?

前回は2週間ごとに状況を見て更新していき最終的には3ヶ月で解除という形になったけれども。

今回は来年の5月まで。とも言われています。

おいおい、めちゃくちゃ長いやんけ!と思わず叫んでしまうほど長い可能性があります。

その分前回よりも規制は緩い。

どちらがいいかというと、正直どちらも嫌ではあるけれども、サッカーもどうなるのか、今シーズンこれで終わるのか、そんなことも関係してくるので今後の発表を待っています。

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