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スペイン・バスクでサッカーの指導者ライセンスを取る 入学試験編

サッカーで指導者ライセンスを取るというのは私がスペインへ渡った目的の一つで、多くのサッカー指導者がスペインで勉強してみたいと思ったことがあるのではないでしょうか?

昨年、私自身「ライセンスを取るぞ!!」と意気込んで、サッカー協会管轄のライセンス学校へ入学。そしてオリエンテーションを終えた数日後、私の携帯に知らない番号から着信が。

出てみると

「こちらサッカー協会です。レギュレーションが変更になったせいで、今年から外国人は労働ビザとか永住権を持ってない限りライセンス取れないんだよ。ということで君は取れないから。」

私「え?まじですか?どうしようもないの??」

協会「どうにかしてあげたいけど、どうにもならないんだよ。では、そういうことで」

とあっさり切られてしまう。

その後も電話したり訪問したけれどもどうにもならず。そのまま1年を棒に振る。。。

そして今年、もう1つのライセンス取得方法であるスペインの教育庁管轄のライセンスを取得するために手続きをすることに。

この2つのライセンスについてはこちらの記事を参照ください。

https://spain-guide.site/2020/05/13/soccer-shidousya-1/

この手続きがまた大変で、よく読んでいくと、入学には試験があるというではないですか!?

試験と聞くとビビるのは私だけだろうか、落ちたらライセンス取れないしなんだか不安な気持ちに駆られながら受けてきました。

今回はその入学試験について紹介していきます。

煩雑な手続き

テストから遡ること2週間、入学試験の申し込みを開始しましたとキロレネ(バスクのスポーツ局)のHPで確認し、「よし申し込むか」と早速アクセス。

しかし・・・全然何をしていいかわからん。↓こんな画面

何をどのようにしたらいいかなんて説明書きはどこにもなく、なんて不親切なことだと思いつつ、困ったときは友達に頼れということで、友人に聞いて手続きを済ませることに。

知っている人が身近にいなければ、事務所に電話をすれば丁寧に答えてくれるので安心してください。(もちろんスペイン語ですが)

手続きを済ませ、試験を受けるためのお金を払ったらあとは、きちんと手続きができているかのリスト発表を待つのみ。

ちょっと不安だったので、発表前に事務局へ電話して確認すると、

「ちゃんとできてるよ」

とのお墨付きをもらったので、安心とはいかないのがスペイン。

一応リストが出る日は要注意して観察することに。

そしてリスト発表当日、きちんとリストに名前が載っていたのでOK!ということで手続きが完了し、試験へ進むことができる。

試験当日

試験はフィジカル的なことと、サッカーの技術的な部分のテストで、語学レベルとかそいう部分のテストはない。

どういったことをするのかというのは事前にHPで文章で掲示されているので、大体は見当がつくのだが、まぁ日本のそれとは違うのだろうなと思いながら試験当日へ。

試験会場は私の住んでいるビルバオから電車で1時間ちょっとのドゥランゴという街のサッカー場で、しかも土曜日の朝9時からというスケジュール。

車を持っていない私は、電車で行くしかなく、家を出たのは朝の6時。。。外は真っ暗。

そして会場に到着したのは朝の8時と1時間前の到着。さすがに早いなとは思ったけれども、その次の電車にすると9時ちょうど着なので、日本人の私としては時間には厳格に行かなくてはと早めでOK

そして待つこと1時間、開門されたのはなんと5分前。まぁさすがスペインだなと思いながら、全員が揃ったのは9:15。遅刻なんて当たり前。試験でも関係なし。わかっていたけど、さすがスペイン。

受付を済ました時に、一人一人認識番号の代わりにゼッケンが配られ、受け取ったのはなんと10番。

「お、10番か、サッカーではエースじゃないか、ラッキー!」

とルンルンしつつ、今日はいいことあるぞと始まるまで待機。

いざ、試験スタート

試験管「えー今から試験を始めます。まずはフィジカルテストから、その後サッカーのテストです。」

いよいよ始まるのか、とドキドキしながら、まずは体育館の中に土足のまま入場し、1つ目の試験、メディシンボール投げへ。

試験管「はい、では1つ目の試験を始めます、えーでは10番の人から」

私「。。。はい?」

試験管「10番かい?君からだよ」

私「10番が始なの。。。了解です」

ラッキーナンバーだと思っていたのに、まさかのスターター。

約60人ほどいる受験生のトップバッターをアジア人が切るとは、かなりの注目の的。

kgのメディシンボールをスローインのように上から投げて5m以上飛ばさないとダメという種目で、チャンスは1回のみ。

「いや、これ重たいぞ、腰いわしそう

と思いながら、思い切り投げた結果。。。6m!! 皆から拍手喝采。

そういう流れて全てのテストを1番手で行うことに。

2つ目は柔軟性テスト。普通は長座体前屈を日本だとイメージしますが、これが難しかった。

股の下の置かれた箱を、天橋立ポーズで後ろに押すという種目。柔軟性なんだから膝を曲げちゃダメだと思ってやると、足が釣りかけるアクシデントに。なんとか耐えて終了。

次の人を見ていると、膝曲げてる。それ意味ないやんと思いながら1番手の分の悪さを感じつつ次へ。天橋立ポーズはこんなの↓

3つ目は垂直跳び。これは日本と同じだが、計測の仕方がなんと携帯のアプリ。なんて便利な世の中だ。

4つ目からはグラウンドに移って50m走。男性は8秒以下で走らなければいけない

30歳を越えた体で50m走を全力疾走するなんて夢にも思ってなかったが、なんとか激走。途中足がつりそうになるが耐える。

タイムは。。。.8秒 !?と出たがいや、絶対にありえない。けどまぁいいかと思いつつ次へ。

サッカーの技術テストでの思わぬ出会い

5つ目からはサッカーの技術テスト。

サーキット形式で、①ロングボールを蹴る ②ジグザグドリブルからシュート ③リフティングですすむ ④壁パス ⑤ドリブルでミニハードルの下を通してジャンプ ⑥3球連続シュート という流れで行う。

やはりこれも私が一番最初に行うのかなんか理解してなくて間違いそうだなと思っていると。

試験管「おう、久しぶりじゃないか!」

私「??誰だっけ??」

試験管「私だよ、私、一昨年同じクラブにいただろ?」

私「あー思い出した!!元気かい?」

試験管「お前一番手か、けど何やるかわからないだろ?よし、2番手にしてやろう!」

私「そうか!ありがとう!」

となんとラッキーなことに、2番手に回してもらい、何をやるかじっくりとみることができることに。

こんなことってあるんだな、やっぱり10番はラッキーナンバーだったんだなと思いつつ、しっかりと見ていざ自分の番。

スムーズに進め、ノーミスで進んでいき、ハードルに差し掛かる。「ん?どうやるんだっけ?」と思いながら思いっきりやり方間違えてそのままシュートへ。

そんなこんなでサッカーの技術テストを終え、最終、2000m走。

10分を切ればいいというそこまでハードではないタイム設定。

さてよーいスタートの合図が切られ走り始めると、

めちゃくちゃ遅い

もっとスピードあるレースかと思ってトレーニングを積んでいたので、ちょっと驚きつつ、こうなったら1位で独走してやろうと1人ペースを上げるアジア人の私。

すると2人ほど私の後方5mくらいについてペースを上げてくる。

そのまま周回を重ね、ラスト一周。今までトップで引っ張ってきた私は体力が残っていない。その隙をついて、背後の2人がスパート。ずるい、ずるすぎる。けどこれが戦略か。

そんなことを思いながら残り50m。アジア人として、ここで負けるわけにはいかない。その思いだけでラストスパート。

そして

同着1位でゴールイン。

タイムはなんと、6分30秒。絶対にない。2kmも入ってないだろなと思いつつ、緩いテストを終える。

内容的にはとても簡単、けど一番手にやるプレッシャーからかすごく疲れた。

結果発表

週明けには結果がHPで公表されるということで、月曜日にはかじりつくようにHPをチェック。

まだかまだかと待っていて、結果が出たのは15:00過ぎ。

結果

合格!!

そんなとんでもないことをしない限り落ちることのないテストのようで、当然と言えば当然だが、受かって一安心。

今後ライセンスを取るために留学を考えている人は、こんなテストがあることを是非とも覚えておいてください。

特に準備をする必要はないけれども、最低限動ける体を作っておきましょう。

さてまた今度は実際に授業がどんな感じか、レポートしていきます。

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