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スペイン・バスク伝統スポーツのフロンテニスをやってみた

フロンテニスというスポーツをご存知だろうか?テニスでもなく、テーブルテニスでもなくフロンテニス。

おそらく聞いたことあるようで聞いたことないのではないかと思う。

これはバスクの伝統スポーツの1つで、現地では人気のスポーツの1つなのだ。

サッカー、ラグビー、それと肩を並べてフロンテニスがくる。それをイメージすればどれだけ人気かというのがわかるかと。

そんな人気スポーツであるフロンテニスについて先日友人と話していると、

「お前やったことないのか?もう3年目になるというのに」

とご指摘をいただき、重い腰を上げてやってみることにしました。

今回はそのフロンテにすとはなんぞや?というところから実際にプレーしてみた体験までお伝えしていきます。

そもそもフロンテニスってなんだ?

「フロンテニスやろうぜ!!」と現地に住む友人に誘われ

「もちろん!やろう!」と二つ返事で答えたはいいものの、フロンテニスってなんだ?という疑問が頭に浮かんでくるわけです。

「フロンテニスって何?」と聞くと返ってきた答えは

「壁当てテニスみたいなもんで、バスクの伝統スポーツだよ」と。

なんとなくイメージはつく、壁に当ててやるやつ、スカッシュみたいなもんかなと。

ルールは後で説明するとして、そんなイメージのものと思っておいて欲しい。

そしてこのフロンテニスは歴史がある。

なんと1700年頃が起源とされており、しかもそれがバスク発祥ということなのだ。

さらに、なんと1900年にはオリンピックの公式種目としても実施されてたというではないか。

これは、思っていたよりもすごいスポーツかもしれない。。。と期待と不安を抱きながらいざ実戦へ。

とんでもないところにあるコートたち

「じゃあ家まで車で迎えに行くから」

と友人に言われ、拾ってもらい,いざ会場へ。

そもそもフロンテニスってどこでやるんだ?という疑問を抱きながらも連れられるがままに進むこと数分。

友人「着いたよ」

自分「おーよしよしって、ここって市役所じゃんか!

そう、なんとコートが市役所の建物にくっついている。しかもコート横は交番。

 

なんでこんなところにコートがあるんだ!?当然ながらそういう疑問を抱いたわけで、その理由を聞くと

「フロンテニスはバスクではすごくポピュラーなスポーツだから、市役所の近くには必ずと言っていいほどあるんだよ。他のところにもサッカーコートより多いんじゃないかな?」

サッカーコートより多い超人気スポーツのサッカーコートを上回るとは..恐るべしフロンテニス。

ちなみに他にも児童公園の横や学校にもあったり、本当に至るところにある。

そしてコートに近づいていくとこれまたびっくり

ただ、壁しかない、いや正確にいうと線が引いてある壁があるだけ。

なんと簡単な設備だこと、コンクリートの壁さえあればできちゃうんだから。だからコート数も多く作れるんだなと納得。

実際にプレーしてみる

コートに入ってウォーミングアップを済ませたら、いざ実践。

壁打ちテニスのようなものだと聞いていただけあって、使う道具はテニスラケットとボール。

ボールはテニスボールでも専用のゴムボールでもいい。

ルールは非常に簡単。床に2本の線があり、奥の壁に1本の黒い帯がある。

奥の黒帯がある壁に向かってボールを打ち合い、壁の黒い帯より必ず上の壁に当たらないといけない。

奥の壁に向かって左にも壁があり、そちらは使ってOK、しかし右側は壁がなく、奥の壁に当てた後、ダイレクトで外に出てしまったらアウト、床にワンバウンドしたらインプレー。

その他はテニスと一緒で、壁に当たった後ダイレクトで打ち返してもいいし、ワンバウンドしてもいい。しかし2バウンド以上したらダメ。

そしてもう一つ、天井に当たったらアウト。

ざっとルールはこのくらいで、まぁ簡単に理解できる範囲なのでいざプレー。

テニスを専門的にしたことはないけれども、元体育教師としてテニスの練習をしたこともあり、自信満々で臨む私。

いざ、1球目

空振り

2球目

ラケットに当たって飛んで行ったけど、天井に当たる

「むむむ

3球目

相手の打ったボールがバウンドで私の頭を超えていく。対応すらできず。

「あれ??これ、ちょー難しいじゃん!!」

と大声で叫びながらなんでかなーと考えていたら、落とし穴はここに。

そう、ボールがくせ者

跳ねるは跳ねる、しかも壁に当たったらいきなり方向転換しないといけないし、猛ダッシュを強いられる。

これはハードで難しい。。。楽勝だと思っていた自分が恥ずかしいくらいに。

しかし、1時間くらい打っていると慣れてくるもので、徐々にラケットに当たってラリーが続くように。

そうすると徐々に楽しくなってくるもので、もっともっととなってくる。

試合をしてみる

私「よし、もう慣れた。試合しよう」

無謀にも試合を申し込む。試合と言っても10点ゲームの2人での遊びの試合だけれど。

さぁ試合スタート。もちろん友人には本気でやってねと、素人が偉そうにお願い。

「ふふふ、もう慣れたから勝ってやるぞ」

と意気込んでいた私。

1球目で心を折られる。

壁ギリギリを這うようなボールを打ち返されたのだ。イメージしてください。無理やり打とうとしたら壁にラケット激突するし、体を壁にギリギリまで寄せてもどうしようもない。

そして私は、壁に激突するのをビビって失点。

私「おいおい、あんなショット打つなよ」と罵声

友人「それが技術ってものさ、ふふふ」

なるほど、学んだ。

フロンテニスはいかに壁を利用して相手のミスや取れない球を打つかというのがポイントであるということを。

とポイントがわかったところでそんなに簡単にできるものではなく、

試合は惨敗。。。

合計約2時間くらいフロンテニスをやった感想としては

めちゃくちゃ楽しい

慣れるまで時間がかかったり、難しいのだけれども、それ故に楽しい。スポーツとしても単純なルールなのに奥が深い。これは病みつきになるなというのが率直な感想です。

バスクに来たときは、是非とも試してみて欲しいものです。

ラケット以外の道具も使う

フロンテニスはプロリーグもあり、また使う道具によっても種目が変わってきます。

テニスラケットを使うのはアマチュアだけのようで、プロでは木製のラケットを使います。

実際に持ってみると、重たい。こんなものを振るのかと思うくらいに。

他にも素手でやる種目もある。その際はボールはゴルフボールのように硬いものを使うのだそうで。。。想像するだけでも痛い。

バスクは力強さとか勇敢さというところに美学を感じる文化があり、そういうものも大きく影響しているからこそこのスポーツが反映しています。

だって、手で硬い球を打つとか、日本人はやりたがらないでしょ。

もちろん選手はムキムキのマッチョ。なおかつ素早く動ける体を作り込んでいるアスリート。

私はプロの試合をテレビで少しだけみたことはあるものの(普通にテレビ放送されている。それも驚きだけど)ライブではない。

話を聞いていると、やはりライブで見るとその迫力や観客たちの盛り上がりはすごいらしい。

私自身機会があればぜひ観てみたいものではあるが、観光や留学でバスクを訪れることがあれば是非とも試合を観てみてはいかがでしょうか?

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