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スペインビルバオのコロナウイルスによる影響のリアル その6

スペインでは新たな日常が始まり制限もほぼなくなり生活が、経済が回り始めています。

交通網も回復し始めている中で、日本に帰国する人も増えており、私自身もサッカーのオフシーズンということもあり一時帰国をしています。

海外からの帰国者に対しては国内での感染を広める可能性があると懸念される声もよく耳にしますが、実際にどのような対策が取られているかということはあまり知られていないのではないでしょうか。

今回は海外からのコロナ禍での帰国における検査なども含めて、実際にどのようになされているのかというリアルな情報をお届けします。

過去のコロナに関する記事はこちら

その1:https://spain-guide.site/2020/04/07/covid-19/

その2:https://spain-guide.site/2020/04/22/covid-19-2/

その3:https://spain-guide.site/2020/05/19/covid-19-3/

その4:https://spain-guide.site/2020/06/18/covid-19-4/

その5:https://spain-guide.site/2020/06/24/covid-19-5/

 

出国時の空港でのチェック

空港では搭乗前からチェックがあります。マドリードの国際線の空港の入り口で係員が搭乗券をチェックし、搭乗券を持っていないものはなんと入ることすらできません

ビルバオの空港ではそのような対策は行っていませんので、場所にもよるということです。

ちなみにマドリードの空港内はほとんどのお店が閉まっていて、便数も少なくがらんとしておりここが本当に世界につながる観光大国のハブ空港かと思うほどコロナによる影響をひしひしと感じさせられます。

さて、感染対策に話を戻すと、空港内ではマスクの着用は義務です。また、受付カウンターや荷物検査の際の列は当然ですがソーシャルディスタンスがしっかりと保たれています。

わざわざそれ用に係員がついており、間隔を開けるように指示がなされます。

空港内に入り、受付のためにカウンターに並んでいると健康チェックカードが配られます。これは目的地(経由地)にもよるのですが、私の場合はオランダ経由であったため、記入が義務付けられていました。

咳、熱の有無、風邪の症状の有無などを記載し、それをカウンターでチェックを受けます。チェック項目の何かに該当していると搭乗できない場合があります。1つの水際対策ですね。

そして無事チェックインが完了すると、次は検疫です。検疫では金属検査とその前にサーモグラフィーによる体温のチェックも行われており、それに引っかかると別途聞き取り等がなされます。

検疫もクリアし、いざ搭乗となるのですが、搭乗時のゲートでもサーモグラフィーによる体温のチェックおよび、カウンターで見せた健康カードのチェックもなされます。それが終わってようやく飛行機に入ることができます。何重にもチェックがされるというわけですね。

機内では

機内スタッフはマスク、手袋を着用してサービスに当たってくれます。サービスといっても機内食は通常通りではなく、温かい食事が1度出されるだけです。

通常であれば3回程度は出され、ドリンクのサービスなども定期的に行われますが、それもなしです。

軽食と水等の飲み物に関しては搭乗時に袋に詰められ席に置かれています。また、ドリンクは水かジュースのみで、コーヒーや酒類は提供されません。

袋に詰められているもの以上に欲しければ、飛行機内のスペースに設置されているところから自分で取るセルフサービス形式がとられていました。

そうして極力スタッフとの接触を減らして感染のリスクを避けようという取り組みが機内でも行われています。

座席に関しては、コロナ渦で移動する人が少ないこともありますが、3列シートを独占して使用できました。この点に関しては唯一得をした気分になりますね。

ちなみに、機内ではマスク着用は義務ですので、食事の時以外は常に着用していなければいけません。これだけ長い時間マスクをつけているということはあまりないので、結構しんどいと感じる人も多いのではないかと思います。

入国時のチェック

到着前の機内では通常通り検疫チェックカードの他に、コロナ対策用の2つの用紙が配布されました

それが写真の2枚の紙です。

1つは質問票で日本での滞在先や期間などを記入しなければいけません。また、氏名、年齢、住所など個人がしっかりと特定できるよう個人情報も記入します。また健康状態のチェック項目もあります。

もう1つの用紙は検疫所よりのお知らせであり、そちらにも滞在先を記入しなければいけません。滞在先は帰国後2週間は隔離生活のため、ホテルもしくは自宅のどちらかを選ぶことになります。

また、滞在中にどのようなチェックが行われるかなども説明が書かれています。

この2枚をしっかりと記入し、いざ日本へ着陸すると、まず機内で待機させられます。

そしてアナウンスでPCR検査へと順番に案内することが伝えられ、ホテル待機者から先に案内されていきます。

機内から出ると、検疫所に向かう途中椅子に座り順番待ちをすると同時に、係の方々が2つの書類のチェックに回ってきます。

そこで滞在場所のチェックをされたり、書類の不備はないか確認がなされます。また、そのチェック時に健康状態の問診もされます。

そしてその後、PCR検査室の前で再度待機させられ、そこでも書類の再チェックがなされます。ここでは特に滞在場所、連絡先について細かく聞かれます。さらに再度ここでも健康状態の問診が行われます。

そのチェックが済んだらようやくPCR検査室に回るという流れです。

乗客数にもよりますが、私の場合はここまでで着陸後約1時間30分は経過していました。

PCR検査

PCR検査室に入る前に、体温をおでこで計測されます。もちろんここで発熱していたら問題ですが、私の場合は発熱していませんでしたので、そのままPCR検査室に回りました。

通常の入国時には通らないルートを行き、検査室に入ると、厳重に防護服を着た医療スタッフの方の対応のもとPCR検査が行われます

検査室ではまず簡単な問診が行われた後、PCR検査を実施します。方法は鼻の奥に綿棒の長くて細いバージョンのようなものを挿しこまれ、グルグルと回してそれを検査するというという方法です。

痛くはないのですが、違和感がすごいです。30秒くらいで終わるので耐えられますが、気持ちは悪い検査です。

その後、検査が終了したと証明する赤色の紙をもらい、係員の案内のもと荷物を受け取る場所へと移動していくという流れです。

ここからは荷物を取って出口を出て自由となりますので、各自申告した方法で滞在先へと向かうことになります。

当然ですが、公共交通機関の使用は禁止されています。

2週間の隔離

帰国からは2週間、自分が指定した場所での隔離がスタートします。

空港で実施したPCR検査の結果は1~2日で結果の連絡が電話でかかってきて、陰性であればそのまま隔離、陽性であれば病院へと指示のもと案内されます。

機内で渡された案内の紙に自宅待機時の注意も書かれていますが、当然外出は禁止です。2週間何のチェックもなく自由にしていられるかというと、そうではありません。毎日保健所からメールが送られてきて、健康チェックが2週間続けられます

その健康チェックは体温や咳の有無など8項目に及ぶ質問があり、いづれかに該当することがあれば、電話での連絡が来て状況を聞かれ、必要に応じて再検査が実施されるという段取りになっています。

待機場所にいるかどうかを監視されているわけではなく、抜き打ちのような電話もないので、そこは各自が責任を持って外出しないように努めなければなりません。

まとめ

このような過程を経て帰国してから日本での外出が認められるようになります。

空港での水際対策のリアルな現状など、ニュースなどではあまり詳細に取り上げられませんが、実は何重にもチェックがされているなど、持ち込まない対策だけでなくその後の追跡も含めてしっかりと対応されています。

しかし、同時に空港スタッフの方々は感染のリスクがある中で対応していただいていると考えると、感謝の気持ちと同時にスタッフ達へのケアももう少し必要かと考えさせられます。

海外からの帰国者に対しては、コロナを持ち帰ってくるのではないかという不安がどうしても付き纏うかもしれませんが、このような対策が取られているということもこの記事を通して知ってもらえると幸いです。

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