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スペインビルバオのコロナウイルスによる影響のリアル その4

コロナウイルスのスペインでの感染者数は日々減少しており、今では1日に200人以下の感染者、20人以下の死者数になっています。

それにも伴って、制限の解除が進んでおり、スペインのマドリードと一部地域はフェーズ2に、その他の地域でフェーズ3の最終段階に入っており、ガリシア地方では解除され新たな日常が始まっています。

今回はフェーズ2とフェーズ3の様子、また先週から再開されたリーガエスパニョーラについて話をしていきます。

過去のコロナウイルスに関する記事は下記リンクにありますので是非ご覧ください。

その1:https://spain-guide.site/2020/04/07/covid-19/

その2:https://spain-guide.site/2020/04/22/covid-19-2/

その3:https://spain-guide.site/2020/05/19/covid-19-3/

外出制限が大幅に解除されたフェーズ2

フェーズ2においては以下のような制限緩和が主に行われました。

·県内の自由な移動

·運動可能時間の拡大

·小売店舗の営業開始

·レストラン営業の開始(定員の40%のみ)

·個人でのスポーツ

フェーズ1では運動が朝か夜でないとできなかったのですが、それが解除されたことでより自由に外出したり運動することができるようになりました。このちょっとした解除だけでも時間の使い方が大きく変わっていくのを実際に感じました。

また、フェーズ1からの大きな違いとして、県内であれば移動が可能になったのですが、バスク州に関しては仕事などの用事がない限り移動制限がかかっていたため、人の移動は以前と同じく少ない状況でした。このように地域の状態によって規制は調整されています。

フェーズ2ではサッカー等プロにおいてはチームでのトレーニングが可能となり、またアマチュアレベルでは施設を使わなければ個人でトレーニングをしていいという規制が緩和されました。

しかしながら、特にこれによってアマチュアのチームがトレーニングを開始するというようなことはありませんでした。

日常の一歩手前 フェーズ3

2週間のフェーズ2期間を経て、先週から最終段階であるフェーズ3へと移行しました。フェーズ3になると以下のような制限が緩和されていきます。

·県内の自由な移動

·車への自由な乗車(マスク必須)

·レストランの営業

·集団でのスポーツ

運動や移動制限のない自由がもたらすもの

フェーズ3からは、今まで運動の時間が制限されていたのがなくなり、いつでも好きな時間に好きなだけ運動ができるようになりました。

今まで当たり前であったことですが、不思議と嬉しく感じてしまいます。

また規制の緩和に伴って当然ではありますが、街に人が溢れ出しています。

街中のバスケットコートでバスケットやフットサルを楽しむ若者たちや、ピクニックに出掛ける人など、人の動きが活発になっています。そうすると感染がまた拡大しそうですが、今のところは抑えられています。

少し心配なことは、フェーズ2まではマスクをつけなければという意識は高まっていたものの、それが徐々に薄れつつあることです

スーパーなどお店に入る時はマスクが必須ですが、バルやレストランに入る際はつけていない人がちらほら見受けられます。

また、街中ではフェーズ2まではマスクをして歩いている人が多かったものの、マスクなしで歩いている人が逆に今では増えているといったようにです。

日本でも気の緩みはいけないと言われていますが、こちらでは規制の緩みとともに気持ちも緩んでいるというのが現状です。

レストランの再開

フェーズ3に入ってから今まで閉まっていたレストランやバルの多くが再開し、店内でも席数を通常よりも減らしてテーブル間の距離を確保した上で営業がされています。

コロナ以前はピンチョスがバルにそのまま置かれていましたが、今は1つ1つカバーがされていたり、店員さんと直接の接触がないように仕切りがされていたりと万全な対策が取られています。

一方で昔ながらの地元のバルではマスクもなしで迎え入れられたりもしますが。

レストランの再開は大きな意味を持ち、なぜならばこちらの文化として、家族や仲間内で食事を楽しむということもあり、フェーズ3に入った途端に人気店はすでに予約が2ヶ月先まで取れないと言った状態になっています。

私自身レストランに友人達といきましたが、実際に友人と集まって食事をするというのは、今まで制限されていた分もあって非常に楽しく、なおかつ人として大切なことだと改めてありがたみを感じさせてくれます。

待望のサッカーの再開

フェーズ3に入り、もう一つ人々の関心を惹きつけているのが、リーガエスパニョーラの再開です。

サッカーの国スペインにサッカーが戻ってくるというのは、1つのコロナからの大きな前進の証でもあります。

ニュースなどでもリーガが再開されるというのは大きく取り上げられており、街の人々の会話もリーガに関する話がよく聞こえてきます。

非常事態宣言が出された当初は、今シーズンは中止になるかもしれないなど様々なことが騒がれ、模索されていましたが、いざ始まってみるとやはりみんな喜びが大きく、待ちわびていた瞬間が来たという感じです。

もちろんながら無観客開催のため、リーガの放送ではテレビで観戦する人々がより臨場感を持って楽しむことができるように、観客席にはグラフィックを使用して観客がいるように見せており、また一部は広告にしてしまうというビジネス的な考えでも新たな取り組みがなされています。

また、過去の試合から取ってきたファンたちの応援している音声を流しており、それによってボールと選手と監督の声しか聞こえない練習試合みたいな雰囲気ではないようにしています。

ピッチ上にいる選手たちはもちろん音声等なしで戦っているため、モチベーション的には大変ではありますが。

このように工夫を凝らしながら、よりサッカーを無観客の状態でも楽しめるようにしています。

しかし、やはり生で見て応援したいものです。それが可能になるのは今のところ来年の2月くらいかと言われていますので、まだまだ完全復活には遠いと言えます。

変更を迫られる育成年代の現場

サッカーの育成年代の方では今、プレシーズンに向けて様々な取り決めがなされている最中です。

今シーズンは途中までで終了したため、昇格はありますが、降格はありませんでした。そのため各カテゴリーでチーム数が増えるため、またコロナの影響等でシーズン開始が遅れるため、リーグの最高がされています。

具体的には、1つのリーグを4ブロックに分ける、前半戦はそうあたり、後半戦は上位チームと下位チームに分けて行うなどです。

今まだ最終的な決定はされておらず、またいつからシーズンが始まるかという具体的なことも言われてはいませんが、例年とは違った形になることは間違いなさそうです。

また、小学生以下の年代においては、リーグ戦が来年から開催され、しかも試合数が激減するというようなことも考えられています。

コロナの影響はスペインの育成年代のサッカーにおいても大きな影響を与えていると言えます。

また、他にも変化を求められることがあり、次のプレシーズンのスタートまで約6ヶ月間もの間選手たちはサッカーをしていない状態で迎えることになります。

今までであれば夏休みの2ヶ月間だけでしたが、約半年という期間をサッカーしないで迎えると、体もそうですがサッカーの感覚的にもどうなのか、またプレシーズン自体をどう組み立てていくべきかというようなことも今議論されています。

移動手段の現状

引用元:https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn%3AANd9GcT0NgTT27g121zVL9LXyMgfo3k1gbPjU4SFESjVu7T8Lh1mJGbr&usqp=CAU

街中の移動に関しては、バスや電車を当然ではありますが使用することができます。

フェーズ2からではありますが、公共交通機関を使用する時はマスクの着用が義務付けられています。マスクを持っていないと乗車できません。そのあたりは徹底されています。

また、バスにおいては運転席と乗客席の間にビニールの仕切りが作られており、接触を完全に避ける仕組みが作られています。またそのためカード(バリックというビルバオで使えるカード)がなければ使用することができます。

しかしながら、フェーズ2まではあまり公共交通機関を使う人は多くありませんでした。なぜならばレストランがあまり開いていない、友人とも大人数では集まれない、ビーチに行くこともできないといった状況だったからです。

フェーズ3に入ってからはそれらが緩和されたため、多くの人々が利用を開始し、以前よりも混み合っているような状況さえ生まれています。

乗客皆がマスクをしている光景をスペインで見ることがあるとは、なかなか思ってもいなかったことではありますが、鼻が出ていたり裏表を間違ってつけている人など正しく使えていない人が多く、日本のように使い慣れるまでにはもう少し時間がかかりそうです。

まとめ

フェーズ3に入り、サッカーも経済活動も徐々に再開していき、人々の生活も以前に近い状態で制限がほぼなく過ごすことができています。

街にも人と笑顔が戻ってきている様子を見ていると、コロナ以前にあった日常というものがいかにありがたかったものか、また日常というものは変わっていくものでもあると思わされます。

完全に解除されるまであと少しではありますが、人の往来が多くなる夏に入るため政府も今後の感染者の増減には注意しており、住民にもしっかりとした対策の継続が求められています。

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