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スペインへの選手長期留学のために必要な手順-住居編-

スペインにサッカー選手として長期留学する際、住居をどうするかということは心配事の1つであり、探し方も含めて不安になるかと思います。

言語や現地の治安、土地勘や利便性がわからないだけでなく、その探す方法はどうしたらいいのか、ということも含め住居探しはハードルの高い作業の1つと言えます。

私自身どういう金額帯で、どんな広さで、などなど手探りのまま探したのを思い出します。今ではもう慣れたもので、2年間の間に5回引越しをしています。

今回はサッカー留学の時にオススメする住居探しの方法や、スペインでの住居に関する基本情報を経験値からお伝えしていきます。

ピソって何??

スペインに留学を考えている人であれば、ピソ(Piso)という言葉を聞いたことがあると思います。ピソとはアパートやマンションなど集合住宅のことです。

日本で1人暮らしをするとなると、アパートやマンションを借りて、その後洗濯機やベットを買ってなどなど、環境を整えるのに数十万円かかるというのがスタンダードではないでしょうか。

スペインで1人暮らしをする場合、ピソを借りることになるのですが、初期費用は基本的にかかりません。ベット、クローゼット、机、洗濯機、食器など全て基本的には整っており、すぐに生活がスタートできます。

しかし、1つだけ、言っておかなければいけないことがあり、基本的にはシェアハウスになります。

ピソ=シェアハウスのようなイメージを持っても問題ありません。キッチン、サロン、バスルーム、トイレは共有で、自分の部屋が1つある、そういうイメージです。

日本のように1人用のピソというのは、ほぼ存在しません。どうしても1人でという場合は、3人でシェアするピソを1人でまるまる借りるという方法を取ればできますが、当然金額はそれだけ高くなります。

最初は語学学校に斡旋してもらうのがおすすめ

行ったことのない地域で安全な場所なども知らずに、語学も不十分な状態で自力で居住場所を探すというのは至難の技というより、不可能に近いです。

そこで役に立つのが、語学学校による斡旋です。

ほとんどの人がサッカー留学をする際に、語学学校に入学することになりますが、その際に住居の手配も行ってくれます。

基本的に選べるのはホームステイをするか、語学学校が借り上げているピソに住むかのどちらかです。

当然ではありますが、どちらを選んでも通常金額よりも高いです。語学学校が紹介料としてマージンをとっているのですね。

なので、費用を節約したい場合、スタートから3ヶ月だけお世話になって、その後自分で探すというのがよくある流れです。私もそうしました。

私のお勧めとしては、ホームステイからピソへの移動です

ホームステイは様々なかけがえのない経験と人としてのつながりを作ってくれます。海外でせっかく留学するのであればぜひとも体験してもらいたいことです。

ホームステイを選択

ホームステイを選ぶ場合、スタンダードプランに朝食と夕食が含まれます。もちろん交渉でカスタマイズもできます。

ホームステイを行う最大のメリットは、語学の勉強になることと現地の人の生活を知ることができること。

家ではコミュニケーションをとるために無理やりにでもスペイン語を話さなければいけませんし、いやでも上達します。

私もホームステイを3ヶ月行いましたが、非常に優しい家族と出会うことができ、今でも一緒に食事をしたり、連絡を取り合っています。そういうかけがえのない出会いが待っているのもホームステイのメリットですね。

デメリットとしては、金額が高いことと、ロシアンルーレットのように当たり外れがあるということ。

私は幸い当たりでしたが、友人の話を聞いていると、物音を立てるだけで怒られたり、食事が適当だったりなどお金儲けだけのためだけにホームステイを受け入れているファミリーもいます。

そういった家族に当たった場合は、もちろん語学学校に言えばチェンジしてもらうことはできますが、せっかく楽しみにしていた留学が少し悲しいものになりますね。

また、サッカー留学でいく場合は、夜に練習が終わって家に戻るのが23時なんてこともあります。そこから洗濯をしたい日もあるでしょうが流石にそんな時間からは…と気を使わなければいけないのも確かです。

ピソを選択

語学学校斡旋のピソへと入る場合、普通に借りるピソよりも1ヶ月当たり50~100€ほど高いと考えておくといいでしょう。しかしホームステイをするよりは安く抑えることができます。

ピソへ入るメリットはやはり値段が安い点と、自由に時間をコントロールできる点。

ホームステイだとどうしてもファミリーと行動することが多くなったり、自分だけの時間というのが少なくなります。

ピソに入れば、食事も好きなものを、好きなタイミングで自分で作って食べられます。また、他の住人と仲良くなれば寂しさもないでしょう。

サッカー留学する上でもこの時間を自由に使えるのはメリットがあります。食事のことに気を使いたくてもホームステイでは出されたものを食べるしかないので、調整できません。また、先述した洗濯物などもそうです。

このように自分でリズムを調整できるというのは、サッカー選手にとっては大切です。

デメリットとしては、スペイン語の上達は遅れること。

同居人はスペイン語を学び始めた学生がほとんどで、十分に喋ることができません。また現地の人と生活するわけではないので、現地の人しか知らない情報や、その土地の生活を知ることができないというのもデメリットと言えます。

3ヶ月後自分でピソを探そう

3ヶ月が経ったら語学レベル的にはまだまだですが、少しはコミュニケーションが取れるようにはなります。ここからはお金を節約する、また自分が住みたい場所で住むためにもピソ探しをしていきましょう。

ちなみに私は3ヶ月後からプラス3ヶ月ほどホストファミリーの家に住みました。金額などは交渉をし適正価格で。そんなやり方も裏技ではありますが可能です。

さて本題のピソ探しですが、物件を見に行った際に注意するべき3点があります。

①光熱費は家賃に含まれているかどうかを確認する

日本では含まれていることはまずありませんが、スペインでは家賃に含まれている場合とそうでない場合があり、またインターネットも同様です。

そこをきちんと確認しないと、含まれていない場合は月に50€程度余計にかかるということがありますので注意しましょう。

②気に入ったらその場で決める

いい物件だけど、もう少し他も見て決めたいな、そんなことを言っているとすぐに他の人にとられてしまいます。

また、一度考えると言って後日連絡すると、もう電話にも出てもらえないなんてことも往々にしてあります(実体験です)。なので気に入ったら即決、これがピソ探しの肝です。

③最初の支払い金額を確認

ピソを借りるとき、大体はその月の家賃(月の途中からならば日割りにしてくれる)と敷金が1ヶ月分というのがスタンダードです。

敷金は何もなければピソを去る際に基本的には満額返ってきます。つまりは2ヶ月分の家賃代が初期費用としてかかるのが普通です。

しかし、不動産屋さんを挟んでいる場合、礼金のように1ヶ月分や数%とられる場合があります。その点も確認を忘れず行うようにしましょう。

ではここからはピソ探しの3つの方法について紹介します。

アプリを使用する

最もポピュラーでなおかつ簡単な方法が、アプリを使ってピソを探すやり方です。

代表的なアプリとしてイデアリスタ(idealista)、フォトカサ(fotocasa)、ピソドットコム(pisos.com)があります。この中でも最も使いやすいのがイデアリスタです。

使い方は簡単で、アプリをダウンロード後、借りたい部屋の条件や地域を入力して検索するだけ。それで候補が出てきますので、興味のあるものをクリックしてオーナーに直接連絡を取るという手順です。

連絡は電話でもメッセージでも構いません。しかし、10件送って3件返信がくれば優秀というほどこちらは適当です。返事がなかったとしても気にせず、次の物件を根気強く当たりましょう。

インモビリアリアへ行く

インモビリアリア(inmobiliaria)とは不動産屋さんのことで、ピソの仲介も行ってくれます。街中にありますので入って、ピソを探している旨、地域、条件を言って探してもらいます。

アプリより良い点は、確実に今空いている物件をすぐに見つけることができ、契約などもより安全だということです。(別にアプリが危険というわけではなく信用性の問題)

しかしデメリットもあり、紹介料が数%取られてしまうという場合もありますので、その覚悟はしておく必要があります。

友達に紹介してもらう

意外と使える方法で、サッカーや語学学校で知り合った友達はピソについて多くの情報を持っています。

特にサッカーの友人であればその親が不動産関係だったりと知り合いのつてを使って安いが好条件の物件を紹介してもらうというのはよくあります。

デメリットを挙げるとしたら、日本人の心情上あまり気に入らなかったとしても紹介してもらったから…と言って断りづらいなんてこともありますが。こちらでは断ることは普通ですので、気に入らなかったらはっきり断りましょう。

まとめ

自分のお気に入りの場所を探すというのは手間も時間もかかる作業です。もちろんお金を出せば、良い部屋に住んでということはできますが、共に過ごす住人、たまにオーナーもそのピソに住んでいることもあり、様々なトラブルもあります。

実際に住んでみないと分からない点も多々ありますが、実体験と友人の経験からも言えることとして、オーナーがピソの住人の1人であるケースは避けるようにしましょう。ほぼ確実にトラブルが起きます。

兎にも角にも、住んでみないとわからないものではありますが、サッカー留学をする際は今回紹介した方法を参考にして、ぜひ理想の物件を見つけてください。

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