サッカー留学について 語学

留学時に練習で使うスペインサッカー用語-短期留学編-

日本でサッカーをする時、技術や戦術の名称やポジション、道具の名前どは全て英語を使っています。

例えば日本ではサッカーの球のことはサッカーボールですよね。わざわざ蹴球などとは言いません。パスにしても、日本語では言いませんし、プレーヤーも監督もその用語を使うのが当たり前です。

私は最初スペインに行った時、サッカーはイングランド発祥とされているから、用語は全て英語だろうと思っていましたが、大きな間違いでした。

スペインでは

サッカーボール=balón   バロン

になるわけです。

このようにほぼ全てのサッカー用語にスペイン語が使用されるため、全て覚えなおす必要があります。私自身スペインに来てこのサッカー用語の違いに慣れて覚えるのには苦労しました。

短期でも長期でも練習をする時にある程度用語を知っておいた方がより行うことを理解でき、学びも深まるでしょう。

今回は練習で使う用具編と選手間で使うコーチング編、監督が選手に伝えるコーチング編の3つに分けて紹介します。

用具編

サッカーの練習で使う用具としては、ボール、ビブス、マーカーなど多岐にわたり、それぞれの名称を覚えておく必要があります。

何故ならば監督が練習の説明をする時にビブスを誰が着るのか、コートはどこまでかなどを伝えますが、用語が分かっていなければそれらを理解できず、練習の流れを止めてしまうことにつながってしまうからです。

日本語 スペイン語 読み方
サッカーボール balón バロン
サッカーゴール portería ポルテリア
ビブス peto ペト
マーカー cono pequeño コノ ペケーニョ
コーン cono コノ
ラダー escalera エスカレーラ

この中でもチーム分けなどで使われるペト(ビブス)に関しては色も同じく覚えておく必要があります。

下記の6色が主に使用される種類ですのでこれだけ知っておけば十分でしょう。

日本語 スペイン語 読み方
rojo ロホ
azul アスール
黄色 amarillo アマリージョ
オレンジ naranja ナランハ
 negro ネグロ
blanco ブランコ

用具に関するフレーズ

用具を1つの練習メニューが終わった後に回収したり、ボールを集める時は、監督がrecogemos ~(レコヘモス~)と指示があります。

回収するという意味で~の部分にはbalon cono など物が指定されたり、全て:todos(トドス)と言われることもありますので覚えておきましょう。

また、例えばシュートの練習でコーンのあるところに行きなさいなど、どこにいなさいと言われることは多々あります。

その時には用具の前にcolocamos donde esta~ (コロカモス ドンデ エスタ~)と指示が出ますので、コロカモスと道具の名前でどこに行くか判断しましょう。

マーカーコーンの名称に対して、地域にもよりますがchino(チノ)と中国人のことを意味する呼び方が使用されています。少なくともビルバオ地域のクラブチームのほとんどはそう呼んでいます。

これは、中国の伝統的な帽子の形に似ているからそのように呼ばれており、ピッチ上でそのような言葉を聞いたときはマーカーコーンのことと認識してください。(下記画像伝統的な中国の帽子)

引用元:https://ic4-a.wowma.net/mis/gr/114/imgu-a.wowma.net/exue/cb/15/11246703/4/mb/247846164_1.JPG

選手間コーチング編

サッカーをする上で、ピッチ上でコミュニケーションを取るというのは非常に大切だということはサッカー選手であれば誰もが感じていることだと思います。

サッカーにおいて情報というのは非常に大切で、目で味方や相手の動きを見て得ることもできますが、言葉で伝えるというのも大切なサッカーの一部であり、より上手くなるためには留学中にもスペイン語でやりとりするというのは必要になります。

ここでは最低限覚えておいてほしいボールを要求したり、味方の状況を伝えたりするスペイン語を紹介します。

日本語 スペイン語 読み方
パスをくれ dame ダメ
ターンしろ gira ヒラ
危ない(相手が来ているとき) cuidad クイダード
サイドを変えろ cambia lado カンビア ラド
ナイス bien ビエン

特に使うのはパスを要求するためのコーチングですが、dameという他にも日本でも使うように「へい」と言って呼び込んでも問題ありません。

日本からサッカー留学に来た選手の多くはまずボールを呼び込めずに困ってしまいますので、dameもしくはへいを使ってボールをよりもらえるようにしましょう。

また、味方がいいプレーをした時にはビエンといって褒めてあげましょう。これは互いにプレーを認め合う意味でも大切な言葉です。

監督からのコーチング編

スペインの指導者と言っても様々なタイプの監督がいますが、多くの監督は練習中に指示を出し続け、プレーを修正していきます。

面白いもので、日本からサッカー留学に来た選手に対して、言葉がわからないと事前に伝えていても、練習が始まると本人に直接しかも早い口調で指示を伝えたりアドバイスを送ったりします。

そのような時のために、監督が練習中によく使う言葉をいくつか紹介します。

攻撃編

日本語 スペイン語 読み方
ルックアップ levanta la cabeza レバンタ ラ カベサ
情報取集しろ informate インフォルマテ
シュートを打て chuta , dispara チュタ、ディスパラ
もっとリズムよくプレーしろ mas ritmo マス リトモ
速く rapido ラピド
スペース espacio エスパシオ
走れ corre コレ

攻撃の指示に関しては、練習の強度を上げるためにプレーリズムのことやインテンシティに関することを言われることが多々あります。

その時に使われるのがmas ritmo や rapido , correというようなフレーズです。

このようなフレーズを聞いたときは、プレーのスピードを上げていくようにするといいでしょう。(デスマルケなど日本で使われていない技術用語については別記事で紹介します。)

守備編

日本語 スペイン語 読み方
プレッシャーをかけろ aprieta アプリエタ
クリアしろ despeje デスペへ
マークしろ marca マルカ
パスコースを切る tapa a linea de pase タパル  ア リネア デ パセ

これらのワードは監督も使用しますが、もちろん選手同士でのコーチングでも使うことができます。

スペインではプレー中に監督が止まれ(para パラ)と言った時以外は、監督が自分に対して喋りかけていたとしても止まって聞く必要はありません。プレーをしながら耳だけ傾けておけば問題ありません。

練習中に気をつけたい習慣

スペインでサッカー留学をして練習に参加する際に、言葉以外の部分でもコミュニケーションをとることが大切です。

日本ではあまりない、こちら独自のサッカー文化がありますので、味方や監督とのコミュニケーションの部分で少し気をつけておいてもらいたい点を2つ紹介します。

名前で呼んで相手をリスペクト

スペインでは相手の名前を覚える、呼ぶということは相手の存在を認めることを意味します。監督に対しても名前で呼ぶというのはこちらでは普通のことですので、チームに溶け込む為にも味方の名前を早く覚えて呼べるようにしましょう。

また、自分の名前も読んでもらえるようにしないといけません。日本の名前はこちらの人には発音しづらいものですので、あだ名も準備しておくといいでしょう。

例えば「ゆういちろう」など長い場合は「ゆう」と呼んでもらうようにするなど2文字がベストで長くても3文字にすると覚えてもらえ、呼んでもらいやすくなります。

いいプレーは讃える

練習中にシュートを決めたり、素晴らしいプレーをした時は、味方がハイタッチをしてくれたり、監督がグッドのサインを出してくれます。

日本にはあまりそのような習慣がない為、そのような時に軽くお辞儀だけしたり流したりしてしまいますが、こちらでは反応してハイタッチしたり、グッドサインを返したりするのが礼儀です。

それが皆で喜びを共有しようとするこちらのサッカー文化の一部です。実際に皆で喜んだり褒められると気持ちいいものです。

逆にそれらに反応しないと無視したみたいになってしまいますので、注意しましょう。

まとめ

海外に行くと言葉の壁には必ずといっていいほどぶつかるものです。サッカーにおいても言葉を知らないで留学してプレーすると、十分に学びを得て帰ってくることはできません。

何故ならば監督のコーチングや味方のコーチングを理解できないのですから、ただプレーして日本に帰るというだけになってしまいます。

せっかくお金をかけてサッカーを学びに行くのであれば、最低限の言葉の勉強はしていくべきでしょう。それが皆さんの留学をより意義のあるものへとしてくれると同時に、行く価値を与えてくれます。

今回紹介した用語は頻繁に使うものばかりですので、しっかりと覚えて、あとは留学時に失敗を恐れずに使ってください。

日本人は恥の文化で育っているため失敗を恐れますが、現地の人たちは我々が喋れないことなど気にしていません。失敗も気にしていません。ですので知っている言葉を思いっきり使ってサッカーをプレーしてください。

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