スペインのサッカー リーガエスパニョーラ

スペインサッカーの魅力-リーガ・エスパニョーラ-

言わずとも知れた世界のトップリーグ、リーガ・エスパニョーラ。このリーグでプレーすることを目指して世界中から選手が集まり、その試合を観ようと世界中のサッカーファンがテレビに釘付けになります。

そんなリーガ・エスパニョーラを現地で日々見る中で感じた魅力を今回は紹介していきます。

世界最高峰のリーグ

出典:MARCA

ヨーロッパには各国にリーグがあり、世界的にみてもヨーロッパのリーグは非常にレベルが高いことで知られています。

セリエA、リーグ・アン、プリメイラ・リーガなど様々なリーグがありますが、その中でも世界最高峰と呼ばれるのはリーガ・エスパニョーラ、プレミアリーグ、ブンデスリーガの3つです。

何が世界最高峰と言わせているかというと、選手のレベルの高さ、数多くの優秀な監督、それによって引き上げられるサッカーのレベルの高さです。

今シーズンは乾貴士選手がエイバル、久保建英選手がマジョルカでプレーし、2部で柴崎岳選手、香川真司選手、岡崎慎司選手がプレーしており、多くの日本人選手がリーガ・エスパニョーラでプレーすることに憧れを持っています。

バルセロナとレアル・マドリードの2大ビッグクラブの存在

                       出典:WOWWOW

この2大クラブの名前はサッカーに詳しくない人でも知っている程、世界的なビッグクラブです。

バルセロナはメッシ、スアレス、グリーズマンといった世界のトップ中のトップの選手を擁しており、ティキタカで知られるボールを保持して相手を崩していくスタイルの美学をフィロソフィとして戦うチームです。独立運動の盛んなカタルーニャ州にあるチームであることもポイントの1つです。

レアル・マドリードは、モドリッチ、アザール、ベンゼマ、ベイルなど莫大な資金源の元選手を集める銀河系集団であり、サッカーのスタイルとしては個の力を生かした速攻が中心です。

彼らのフィロソフィは「常に勝つこと」

これはカンテラの年代から植えつけられています。スペインの首都であるという点もポイントです。

またこの2クラブが戦う試合には特別な名前がつけられています。その名は

エル・クラシコ

この試合には世界中の注目が集まります。サッカー好きの人であれば人生で一度はクラシコを見たいと思うものです。注目の上がる試合だけあってチケット入手困難な上、べらぼうに高いですが…..

クラシコはただ2大クラブが戦いという意味以上のものがあり、政治の歴史的に見ても、中央のマドリードと、独立を主張するカタルーニャとの戦いということもあり、ファンの熱量も他の試合とは比べ物にならないくらい上がります。

チームによってスタイルが全く異なる

                                          出典:EL DIALIO VASCO

スペインのサッカーといえば、バルセロナを代表するようなボールを保持して相手を崩していくスタイルをイメージしませんか?

しかし、全てのチームがそういうサッカーをやるわけではありません。私自身こちらに来るまではスペインのサッカー=ボールを保持するチームばかりというイメージでしたが、それは完全に間違っていました。

ロングボール主体のチーム、狭いサイドを崩していこうとするチーム、カウンター主体など様々なスタイルのサッカーをします。

システムも4−3−3、4−4−2、4−4−2のひし形、3−5−2などなどチームによって、またホームとアウェによっても変化させています。

何がスタイルの決め手となるのかというと、各クラブが求めるサッカー像とそれを操る監督の存在です。

例えば、乾選手の所属するエイバルが求めるサッカーは、インテンシティを高くして戦う、挑戦的なサッカーです。それゆえどのような相手でも積極的に得点を取りに行くスタイルで行います。

アスレチック・ビルバオであれば、バスク人の猛々しい力強いサッカーを好み、よりダイレクトなサッカーや空中戦を好むようなスタイルをとります。

このような様々なスタイルのチームがあるからこそ、それを崩すために戦術を練り、1試合の中でも激しい攻防が繰り広げられていくわけです。

だから選手もチームも成長しづつけていき高いレベルのリーグを保つことができるということです。それをスペインに来たら生で見て学ぶことができる、こんな素晴らしいことはありません。

独自のフィロソフィで戦うアスレチック・ビルバオ

私の住んでいるバスク州にはアスレチック・ビルバオ、レアル・ソシエダ、エイバル、デポルティーボ・アラベス、オサスナの5つのチームが今シーズンはリーガエスパニョーラの1部に所属しています。

その中でも、アスレチック・ビルバオは独自のフィロソフィを持っており、その育成術においても世界から注目されています(他のクラブについてはまた別記事で紹介します)。

そのフォロソフィとは

バスク人だけでチームを作る

というものです。バスクはもともと独立国家であり、現在はスペインの1つの州となっていますが、独立意識は強く自分たちはスペイン人ではない、バスク人であると子供からおじいちゃんまで言います。何がすごいかというと、

人口200万人の中からの選抜

ということです。日本でいうと岐阜県が200万人ほどなので、岐阜県選抜が戦っているというイメージでしょうか。さらにすごい点があります。それは

リーガ1部から一度も降格したことがない

ということで、他にはバルセロナ、レアル・マドリードだけです。この2チームはいわば世界選抜みたいなものなので、そりゃ降格しません。そこに県選抜が入っているのですから、それは普通ではあり得ないことです。

そんなクラブがリーガエスパニョーラにはあること自体、世界的に見て異例であり、面白さを増す1つの要素ですね。

2部、3部リーグのレベルの高さに驚く

 

こちらでは2部をセグンダディビシオン、3部をセグンダBという名称で呼び3部は全国を4ブロックに分けて戦います。日本でいう、J2,J3に相当するカテゴリーです。

セグンダディビシオンには先述したように、サラゴサに香川選手、ウエスカに岡崎選手、デポルティーボ・ラ・コルーニャに柴崎選手が所属しており、セグンダBでバルセロナBに阿部選手が所属しています。

この面々を見てもわかりますが、他国のリーグでは当然トップリーグで戦う選手達で、そういう選手たちが2部、3部で戦うのがスペインです。これだけでもレベルの高さがわかりますね。

                                   出典:HERALDO

ちなみに、3部リーグには1部に所属するようなチームのセカンドチームがU23年代で挑んでおり、1部へと上がるためのステップとしても利用しています。

そいう有望株の選手たちを見ることもできるのが魅力で、それゆえリーグのレベルも高く保たれています。

実際私も現地で2部、3部の試合を見る機会は多いのですが、まず驚くのはそのプレースピードと強度です。

中盤にボールが入ったら前を向かせてもらえないようなプレッシング、しかしそれをかいくぐっていく技術。選手個人を見ていても、チームの戦術を見ていても勉強になります。

失礼な言い方かもしれませんが、Jリーグのトップチームが3部に入っても優勝できるかどうか…というレベルの違いを感じます。

そんな試合を毎週見ることができるだけでなく、そのチケット代も当然、1部より安い!!ラッキーな時は、優しいファンのおじさんが譲ってくれるということもあります。しかもシートはピッチから近く、選手の言葉や目線を近くで見ることができます。

ファンの存在

スペインのリーガ・エスパニョーラの試合をより盛り上げるものとして、ファンの存在は欠かせません。

ホームの試合では町のあらゆるバルでそのクラブのフラッグが掲げられ、ユニフォームを着て応援する、スタジアム内ではチームの歌を大合唱し、相手選手や審判に容赦のないブーイングを浴びせる。そんな中で相手チームは確実に萎縮し、普段のプレーをすることはできません。

アスレチック・ビルバオのホームスタジアム、サン・マメスはその圧力がスペイン国内で最も強いということでも知られており、あのメッシでさえもサンマメスは特別な力があるというほどです。

そんな熱狂的なファン達の前では選手達も最高のプレーをせざる得ないでしょうし、その力になることは間違いありません。

スペインに来てリーガエスパニョーラを見るときは、そのレベルの高さプラス、それを支えるファンにもぜひ目を向けてみてください。

まとめ

サッカーというのはテレビで見るのとスタジアムで実際に生で見るのでは、感じるスピードやその緊張感、雰囲気というものは全く異なります。

リーガ・エスパニョーラを実際に生でスペインで見たときに今回紹介したことを本当の意味で感じていただけるかと思います。

ぜひスペインに来て一度、観戦してみてください。その魅力の虜になることは間違いありません。

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